ラスマス・フェイバー、稀代のマルチクリエイターが放つオリジナル1stアルバム『WHERE WE BELONG』特集
Rasmus Faber ラスマス・フェイバー 大ヒットしたコレクション・アルバム『SO FAR』から2年半ぶりのオリジナル・ファースト・アルバム『WHERE WE BELONG』11月19日リリース特集
ハウスクリエイター・DJ・プロデューサー・ピアニスト・ソングライターなど多くの肩書きを持つ稀代のマルチ・クリエーターが満を持してのアルバムリリース
INTERVIEW01
完成したことがすごく嬉しいし、ホッとしてるよ。皆さんがどのように感じてくれるか楽しみなんだ。気に入ってもらえたら嬉しいよ。
一番の違いは、このアルバムはアルバムを目的として作られたということで、他のアルバムは、シングルなどを集めたもの、コンピレーションに近いものだということだね。今作は全体がひとつの旅のようなものにしたかったし、聴いていて心地いいものでありながら、深い意味があるようなアルバムを目指したんだ。
そうだね…どちらとも言えるね。楽曲ごとに作っていったけど、徐々にコンセプト的なものが浮かび上がって、それが大きくなっていったというか。サウンドは違うかもしれないけど、全曲にストリングスやグランド・ピアノがフィーチャーされているのもそうだね。また全体を通じて幅広いダイナミクスを目指したから、何曲かはダウンテンポ風に聴こえるけど、実は全てハウスのテンポがフォーマットとして使われているんだよ。
僕が思ったより早く終わったんだよ。10ヶ月くらいだね。以前の制作スピードから考えれば、かなり早いと思うね。
エミリーは素晴らしいシンガーだから、彼女とスタジオで一緒にまた仕事ができたのは嬉しかったよ。前に一緒に仕事をしてからかなり時間が経っていたんだけど、スタジオでもバッチリだし、性格も素敵だから、これからもまた仕事をしたいと思っているよ。
誰を起用したいか考えて、仕事をしてみたいヴォーカリストのリストを作ってみたんだ。そして彼女たちがフィーチャーされたという感じなんだ。ダイアナ・フィアーソンは、リール・ピープルの楽曲を聴いて仕事をしてみたいと思っていたシンガーで、リンダは以前仕事をしたことのある素晴らしいシンガーだよ。パラストはマイスペースで彼女の声を発見したんだ。クララ・メンデスは「デマンダ」で仕事をしたことあるシンガーで、彼女の声も大好きだったから今回もお願いしたんだ。これらの“声”がアルバム全体のフィーリングとマッチしてると思うし、全然別のタイプの声だけど、アルバムを通して聴くと、凄くハマっていると思うよ。
難しい質問だね。全てが自然に起こることだから。アレンジャーとしては自然な考え方なんだけど、曲があると、その曲が最高のヴァージョンになるような道が現れて、アレンジャーは自然とその道を通るんだよ。だから自然に起こることなんだけど、ストリングスとピアノをフィーチャーする、というフォーマットは最初からあったかな。曲があって、フォーマットがあって、どのようなアレンジがベストかという道筋を立てて、その道を歩いていった、という感じだよ。
それは僕がツアーで長い間日本にいたから、時間を無駄にしたくなかったんだ。というのは冗談だけど、レコーディングするチャンスがあって、ビクター・スタジオは僕が今までに見たスタジオのなかで最高のスタジオだったし、最高のピアノが入っているスタジオでもあったんだ。レコーディングをするにあたって最高のコンビネーションだったんだよ。
彼女の名前はセシリア・カールステッドと言って、広告などを手掛けながらアーティストとしても活躍しているんだけど、彼女の絵を最初見た時一目惚れして、彼女と仕事がしたいと思ったんだ。幸運なことに今回彼女が参加してくれることになったんだよ。
そう、11月22日はageHaでリリースパーティーがあるので、皆さんが来てくれた嬉しいなと思ってるよ。
今までの皆さんのサポートに凄く感謝していますし、このアルバムと僕の過去そして現在の作品とつながっていることを感じ取ってくれたら嬉しいです。そして未来にもつながっているので、皆さんと一緒に歩めたらと思います。