暑さを吹き飛ばすフェス、<湘南音祭 Vol.0.9>ライヴレポート
![]() ORANGE RANGE |
続いて登場したのは来年バンド結成10年を迎える3ピースバンド、10-FEET。ロック、パンク、レゲエ、HIP HOPなど多くのジャンルを取り入れて独自のサウンドを確立している彼らは、様々なリズムとメロディがこだまする、スピード感あるライヴを披露。文字通り、同じ釜の飯を喰っていた時期もある3人だけに、息もピッタリのパフォーマンスを見せてくれた。
そして歓声とともに登場したのは、ORANGE RANGE。相変わらずの人気っぷりで、特設ステージ場外にある遠くの建物にまで人がビッシリ並んでステージを見ている。どのブロックも溢れんばかりの人でギュウギュウだ。勢いよく始まったライヴは、しょっぱなからノリのいい曲で飛ばし、「TWISTER」ではみんな腕を上げてタオルをぐるぐる回す。メンバーもステージ上でライヴを心底楽しんでいるかのように踊り、客を煽っていた。「キリキリマイ」では、メンバーもオーディエンスもみんな手をキツネ型にして“キリキリマ~イ”と叫びながら大暴れ。誰もが楽しめる選曲に、オーディエンスはみんな満足そうな顔をしていた。
![]() RIZE |
フェス後半に差し掛かる前に再び腹ごしらえを・・・と飲食ブースで並んでいるうちに、聴き覚えのあるメロディが鳴り出す。“あーなーたーにー”という大合唱がこだまする中、慌ててごはんを買い、ブロックへ戻った。
![]() Dragon Ash |
空もだんだんと暗くなってきたところで、いよいよDragon Ashが登場。常に新しい音楽のあり方を示し、日本の音楽シーンに衝撃を与えている彼らのライヴは注目度も高い。これまで5バンドのライヴを観てきて相当テンションが上がり、しかし若干疲れが出てきているオーディエンスをどのように自分たちの音楽に引き込むのか、始まる前からワクワクしていた。颯爽と登場したメンバーに歓声が上がり、そのまま1曲目へ突入。疲れを吹っ飛ばす軽快なラテン・サウンドでオーディエンスを魅了していく。新曲「Ivory」では、Kjが激しくアコギを掻き鳴らしながら熱唱し、サビでは“飛び跳ねろ!”と叫んでオーディエンスを煽る。それに応えるようにオーディエンスはとにかく跳ねまくり踊りまくっていた。“みんながひとつになれる曲”といって始めたのは「Fantasista」。人気曲だけに会場もさらにヒート・アップする。ラストの曲は、彼らの出世作とも言えるアルバム『Viva la revolution』からの選曲で、オーディエンスは歓喜の声を上げながらライヴを楽しんでいた。
![]() 山嵐 |
どのバンドもオーディエンスを飽きさせない魅力溢れるパフォーマンスを存分に見せてくれる、このイベント。メンバーの存在を肌で感じさせてくれるほど近いステージと、広すぎない会場に、全体の一体感をより感じることができた。大満足な顔で会場を後にする観客達をみて、これからもメンバーとオーディエンスが近くに感じることができるイベントを、新たな要素を加えながら続けていって欲しいと思う。
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