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| (Part1から続く)
SAMURAI.W.KENJILAW(B/以下、KENJILAW):いやいや僕も楽しかったです。ただ周りに迷惑をかけてただけで(笑)。
ANCHANG:KENJILAWはヘヴィメタルを心から愛していると言ってたのに、ヘヴィメタルを本気でやったことがなかったんですよ。できると思ってたことが意外にできないっていう現状があって。それは当たり前なんですけど、作業的には難航することが多いんです。
──今まではどんな音楽をやっていたんですか?
KENJILAW:ヘヴィメタルは愛聴してたんですけど、やるのはテクノポップとか。歌謡曲チックなバンドをやってましたから。
ANCHANG:元々知り合いだったんで、“マシンガンズやる?”って訊いたら“やるやる”って。“きびいしいぞ”って言っても“大丈夫大丈夫”って言うから。でも、すぐ凹んでましたね(笑)。
KENJILAW:ヘヴィメタルの話で盛り上がれる人が周りにいなかったんで嬉しかったんですよ。入ってみると、体育会系だと思いましたね。“ヘヴィメタルとはなんぞや”を一から始められましたから(笑)。
SPEED STAR SYPAN JOE(以下、SYPAN JOE):リズム隊としてベースと混じり合おうとするんですが、途中で枝分かれするというか。まだ、これから突き詰めていけるんじゃないかな。とにかく変わったヤツですからね。
KENJILAW:ヘヴィメタルって混ざった時は“ドーン”とくるんですけど、混ざんないと一気に枝分かれしちゃう感じなんですよね。
ANCHANG:音符で表わせないような差なんですよ。気持ちよく聞こえる瞬間と聞こえない瞬間があって。それを上手く出せるようになればいいんですけど。腕が立つベーシストだけに、多くのものを求められるんですよ。ビリー・シーン大好きだし。本物になるのはいつの日か。早くなってほしいですけどね。
──では、ANCHANGからみて、この1年でPANTHERはどう変わりましたか?
ANCHANG:PANTHERへの役割分担のウエイトが増えましたね。それに責任感も強くなった。……って小学生の通知表みたい(笑)。だからギターのパートに関しては、レコーディングの時、何も言わないんです。俺のパートが終わったら、もう出て行っちゃって、後はでき上がったのを聴くだけです。今の時点では全く問題なし。“ギターうまいなぁ”とか普通に思ってます。俺、よう弾かんもの。
──SYPAN JOEは久々の復帰になりますが、今の気持ちや前との変化は?
SYPAN JOE:そりゃもう、嬉しい気持ちですね。でもまた新たな気持ちでやらないと。あと昔は昔でいろいろな経験をして、俺、譜面を書くようになったことが前にいた時とは違うかな。
ANCHANG:昔は“タッタカターン”とか、書いて覚えてたのになぁ(笑)。
SYPAN JOE:やっぱりそれじゃ追いつけなくなっちゃって。譜面を書くと長さや数が分かりやすいんで。レコーディングの時も細かく書くんですけど、その通りにはできないときもあってね(笑)。
──今アルバムのレコーディング中だということですが、どんなものになりますか?
ANCHANG:どメタルな感じだと思うんですけど、ハッキリ言うと売れなそうな感じですね(笑)。いいのかなぁ。でも、昔からそうなんですけど、狙って作るのではなくて、全力で作れるだけ作って、その中から選択するというのをやってます。今回も28曲くらい作りましたし。時代に逆行するのがマシンガンズっぽいところなんで、相変わらずアナログチックな感じになってますよ。全然デジタル処理してませんから。
KENJILAW:どこを切ってもヘヴィメタルなSEX MACHINEGUNSだと思います。最後まで聴くと熱くなってきますよ。
PANTHER:'80年代の一番熱かったメタルの要素がいっぱいです。狙ってるんじゃないんですが、そういう匂いが感じられるんじゃないかな。
SYPAN JOE:濃いですよ。こんなの有り得ないだろということだらけなんで。ヘヴィメタルを知らない人が聴いても、気になるところがあると思います。
ANCHANG:“こんなのヤダぁ”ってなるかも知れないけどね(笑)。
──今後のマシンガンズの意気込みを。
ANCHANG:歳は取りましたけど、相変わらずアホなバンドのままです。メンバーが変わったとはいえ、このアホの伝統は守り続けていくつもりなんで。自分たちが演っている音楽的なジャンルは特殊なものと理解してるんで、無理に押しつけたりはしないけど、面白いなと思ったら、CDを聴いたりライヴに来てほしいですね。
取材・文●森本 智 |
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