エミネムがウェブ・サイトのドメイン名に関する権利を勝ち取る

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エミネムが、彼の名前をドメイン名に無断使用したウェブ・サイトをWIPO(世界知的所有権機構)に訴えた件に関して、エミネム側の主張が認められたと、AllHipHop.comが報じている。

訴えられたウェブ・サイトEminemmobile.comは、イギリスのVisitair社によって運営されており、携帯電話や携帯電話用の着信音、待ち受け画面などをウェブ・サイト上で販売。このドメイン名「Eminemmobile.com」が商標登録されているエミネムの名称「Eminem」の権利を侵害していると、知的所有権を管理する国連機関、WIPOによって判断された。

「Eminemmobile.com」は約1年前にドメイン名として登録され、エミネムの曲を使用した着信音なども販売していた。Visitair社側はこのウェブ・サイトをエミネムと関連付ける意図はなかったと主張していたが、WIPOはその主張を退けた。もし、Visitair社側がWIPOの判断に従うならば、10日間後には自動的にこのドメイン名の権利はエミネムのものになる。

なお、エミネムはウェブ・サイトのドメイン名に関してWIPOへ仲裁を求めた最初のヒップホップ・アーティストであるが、既にマドンナセリーヌ・ディオンなどがWIPOを通して自らの名前を無断使用したドメイン名への知的所有権の侵害を訴え、権利を勝ち取ってきている。

K.Omae, LA
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