P.ディディの元運転手が高額賠償金を求め提訴

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P.ディディの元運転手、ウォーデル・フェンダーソンが'99年にニューヨークのクラブで起きた銃撃事件で、心的外傷後ストレス障害を患ったとし、300万ドルの損害賠償を求める訴訟を起こしたとNYポスト紙が伝えている。

フェンダーソンは当時、週末のリムジン運転手としてショーン・コムズ(P.ディディ)に雇われていた。'99年12月27日、マンハッタンのウェスト43rdストリートにある「クラブ・ニューヨーク」の店内で、コムズの子分ジャマール・“シャイン”・バロウが、師であるコムズを侮辱した常連客に腹を立てて銃を発砲。フェンダーソンはクラブの外でコムズを待っている間、ヒップホップ・パーティが行われていた店内から客が叫び声を上げて飛び出してくるのを見たという。彼はコムズとガールフレンドのジェニファー・ロペス、ボディガードのアンソニー・“ウルフ”・ジョンズを乗せて現場から離れた。途中、コムズは車中で「早く! 逃げろ!」とはやし立て、ロペスは「シャインが銃を撃った」とわめき、また、ボディガードのジョンズは、スピードを出して警察をふり切るよう彼に命令したという。

この事件でクラブの客3人が負傷。フェンダーソンはコムズ、ロペス、ジョンズと一緒に逮捕され、拘留された。コムズとジョンズは釈放されたが、発砲したバロウは有罪の判決を受けた。フェンダーソンはその後、事件の目撃者としてマスコミから注目され、アルコール漬けの毎日を送ったという。彼は日頃からコムズに自由を奪われ、彼の態度と言動に脅えていたと話している。

事件を機に人生が180度変わってしまったというフェンダーソン。彼は現在もなお、コムズの手下に狙われるのではないかという“恐怖”を感じながら生きていると話す。

ショーン・コムズは来週、ニューヨークの裁判所に出廷し宣誓証言を行なう。

関連ニュースでは、コムズの率いるバッド・ボーイ・レコーズから設立10周年を記念してCD/DVD『Bad Boy 10』がリリースされる。発売日はノートリアスB.I.Gの命日となる3月9日。

T.Kimura
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