2004年、ウエスト・コーストからFOESUMのベスト盤 & インタヴュー到着!


その長いキャリアの集大成的な内容と言っても過言ではない今作だが、なぜこのタイミングでリリースしようと思ったのだろうか?
「オレらは既にパーフェクトなアルバムを3枚も出し、ストリート・ヒットもたくさん出しているだろ? 『Greatest Hits』を出してもおかしくないと思うぜ」(M&M)
……とは言え、キャリアのわりに彼らの出したアルバムは中心人物DJ GLAZEのソロ作を含めても3枚だけ、と非常に寡作なグループだ(それが彼らを神格化させる要因でもあるが)。今作はその3枚からのセレクションを中心に、新曲が6曲も追加され収録されている。
「何曲かはGLAZEがマイクを持ってラップしてんだよ。「The Killa Cali Finale」って曲にはオレらと一緒に活動してるニューカマー、CIGAR LEE、BREEZE、RICK Dって奴らやDOWN FROM UPSTAIRSのYOUNG ROSEも参加してるんだ。すげぇドープだぜ! 新曲はどれもこれもクソ熱い曲だよ」(T-DUBB)
他にもTWINZ、TRAY DEE(DA EASTSIDAZ)、G'FELLASら西モノ好きにゃたまんない面々の名前が飛び出し、内容に仕上がっていることを確信させてくれた。
さて前作『The FoeFathers』がリリースされてから1年半以上の期間が経とうとしており、ファンとしてはFOESUMの新作、というのも気になるところだろう。
「次のアルバムのタイトルは『Two Thousand Foesum』さ。2004年の早い時期には出せると思うよ。多くのファンは今でも『Perfection』がオレらの最高傑作だと思ってるかもしれないけど、これまでのアルバムをブッ飛ばすくらいのクオリティになると思うぜ」(DJ GLAZE)
2004年には彼らのファミリーでもあるTWINZ、THE DOVE SHACKが復活するらしく、また以前から噂されているSNOOP DOGG、NATE DOGG、WARREN Gのユニット213も本格始動するようだ。2004年のヒップホップ・シーンのキーワードは<ロングビーチ>。覚えておいて損はしないだろう。