デヴィッド・リー・ロス、印税をめぐってヴァン・ヘイレンを訴える

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David Lee Rothが、Van Halenの元バンドメイトとそのレコード会社であるWarner Bros.を印税の未払いで訴えている。

元Van HalenのフロントマンRothは、ギタリストのEdward Van Halen、ドラマーのAlex Van Halen、ベーシストのMichael Anthonyと彼らの会社Van Halen MusicとVan Halen Music LLC、そしてWarner Bros.を被告とし、12月11日(木)にロサンゼルスの高等裁判所に訴えを起こした。

RothとDiamond Dave Enterprises Inc.は、資産の転換における共同謀議、受託者義務および会計報告の不履行を申し立てている。Rothは、Van Halenは'96年にバンドの曲に対する印税比率を引き上げる契約をレコード会社と交わしたと主張。その中にはRothがバンドに在籍していた時代のアルバムも含まれているが、Rothはこの契約が自分の知らないところで行なわれたとし、10年前に彼がバンドとサインを交わした以前の契約に基づき印税の25パーセントを支払うよう請求した。

告訴の中で、Rothは印税の配分をごまかしたと、かつてのバンドメイトを非難し「悪意に満ちた詐欺行為、非良心的」と述べた。また、'01年の12月31日までに少なくとも20万ドルの財務上の損失を被ったと主張している。

Rothは、該当する印税の25パーセントの支払いと、Van HalenおよびWaner Bros.からの全会計報告を要求。また、裁判中の証言により受ける不特定の侵害、民法違反に準拠する利害の予備審査ならび、弁護士費用、訴訟費用、印税追求に費やした時間に対する損害賠償、懲罰的損害賠償も求めている。

Van Halenは、RothとVan Halen兄弟、そしてAnthonyによってロサンゼルスで結成され、'78年にWarnerからデビューした。Rothは'84年に発売されたアルバム『1984』までバンドのシンガーとして在籍。その後、代わりに加入したSammy Hagarは'90年代半ばまでバンドに在籍した。'96年にはベスト盤のために短い間だけRothが戻ってきたものの決裂し、'98年の『Van Halen 3』ではExtremeのフロントマンGary Cheroneが新しいシンガーとして参加したが、それまででバンド最大の失敗作となった。バンドは'01年にWarner Bros.を去り、現在はどのレーベルとも契約していない。

Darryl Morden, Los Angeles (C)LAUNCH.com
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