ビリー・シーン「デイヴィッド・リー・ロスのツアーには僕の声だけ参加した」

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MR. BIG/ザ・ワイナリー・ドッグスのベーシスト、ビリー・シーンは、デイヴィッド・リー・ロスが1988年に開催した<Skyscraper>ツアーでプレイしていなかったが、本人によると、彼の声だけは参加していたそうだ。

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シーンは80年代半ば、デイヴィッド・リー・ロスのバンドに加入し、彼のソロ・デビュー・アルバム『Eat 'Em and Smile』(1986年)とセカンド『Skyscraper』(1988年)をレコーディングしたが、その後、袂を分かった。

シーンは最近、『I'm Music Magazine』のインタビューで、「ライヴでバッキング・トラックを使うアーティストが増えていることをどう思うか?」との質問が出ると、こんな逸話を披露し、持論を述べた。

「デイヴィッド・リー・ロスとの最後の時間がスタジオでだった。Skyscraperツアーのためにバックグラウンド・ヴォーカルを歌ったんだ。ライヴで使うためにだ。僕はそれがそもそも気に入らなかった。その日、ミーティングを持ち、それが僕とデイヴの関係を終わらせることになった。幸い、僕は偽のヴォーカルとツアーに出ずに済んだ。僕はあのツアーで歌ってたよ。でも、デジタル処理されてね。僕はフェイクには大反対だ」

『Skyscraper』後は、シーンだけでなくスティーヴ・ヴァイもロスのバンドを離れた。シーンは昨年、『Talk Louder』ポッドキャストのインタビューで、「もし『Eat 'Em and Smile』のヴァイブとスタイルが続いていたら、あのバンドはものすごく成功していただろう。残念ながら、(ロスは)左折し『Skyscraper』を作った。僕は彼の勇気を称えるけど、個人的にはあの結果は好きになれなかった」と話していた。

シーンは現在、ザ・ワイナリー・ドッグスの北米ツアー中。6月終わりにヨーロッパ・ツアーを終えた後、MR. BIGの活動を再開する。MR. BIGは7月20日、日本での公演を皮切りに、アジア・ツアーを開催する。



Ako Suzuki
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