ディスターブドが衝撃的な大量虐殺シーンをコンサートで上映

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Disturbedは9月22日(土)のデンバー公演からツアーを開始したが、ショウは人間の闇の部分を映し出す衝撃的なビデオ映像で幕を開けた。

メンバーがステージに登場する前に、様々な映像が次々と観客の目の前を流れたが、それは、サダム・フセインによる自国民への毒ガス攻撃、アルメニア人大虐殺、'60年代の人種暴動、セーレムの魔女裁判、ウンデッド・ニーの大虐殺など、数々の人類の無分別な圧制の歴史を映し出していた。

このミニ映画はナチスドイツのシーンでラストを迎える。ニュルンベルクで演説をするアドルフ・ヒトラーの姿や捕虜たちの死体、火葬場などの映像が終わると、ヴォーカルのDavid Draimanが制服姿の兵隊に連れられてステージに登場し、そのままプレキシガラスでできた小部屋に連れて行かれる。Draimanがそこに無理やり押し込められると、シャワーの穴からガスが噴出し、やがて彼は床に崩れ落ち動かなくなった。

Draimanは、彼らのDisturbedというバンド名、そしてその“精神的に問題アリの”という意味は、彼らの作品やステージに密接に関わっているとLAUNCHに語る。
「世の中というものが俺たちをどう捉えているか、個人というものをどういうふうに捉えているか。つまり、他のみんなとは違う人間、白い羊の群れにいる黒い羊のような人間をどう捕えているかというと、そういう人間は病気か、ゆがんでるか、精神的に問題があるみたいに思ってるんだ」「俺たちの信念は個人の個性、自己の開発であり、人生において自分が熱意を持てることを見つけることなんだ」

ユダヤ人のDraimanは、公式コメントの中でこうも語っている。
「俺の母方の祖父母は2人とも強制収容所に入っていた。だけど、俺たちが今言っているのはユダヤ人の話ではない。人間の話だ。すべての人たちのことであり、征服の名のもとに米国で行なわれたネイティヴ・アメリカンの大量虐殺であれ、スペインの宗教裁判であれ、1つの生き方を押し付けようとするものや、自分たちと違うからといってそういう人たちを拷問したり、抹殺しようとするような、そういう動きすべてについてを言っているんだ」

Disturbedのツアーは、9月26日がユダヤ教の贖罪の日のためオフになってるが、27日(木)にはテキサス州コーパスクリスティのConcrete Centerでライヴを行なう。

Darren Davis, New York LAUNCH.com
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