M-1 「ヒドゥン・プレイス」 エレクトロニカ・アーティスト、マトモスがプログラミング参加した、アルバムからのリード・シングル。作曲、プロデュースともビョーク本人。オーケストレーションとコーラスが壮大で美しい。
M-2 「コクーン」 タイトルは「繭」の意味。曲及びプロデュースは、ビョークと、彼女が『ダンサー・イン・ザ・ダーク』撮影中に出会ったというトーマス・クナックによる。アナログ盤のようなノイズが随所で聴き取れる。
M-3 「イッツ・ノット・アップ・トゥー・ユー」 流麗で美しいストリングスが一際映える、シングル候補となっているナンバー。ハープも効果的にフィーチャーされている。曲、プロデュースともビョークが手がけた。サビ部分のメロディ・ラインが耳に残る。
M-4 「アンドゥ」 作曲、プロデュースはビョーク&トーマス・クナック。ここでもハープがフィーチャーされている。奏者はジーナ・パーキンス。ビョークのウィスパリング・ヴォイスが静かに胸に染み入ってくる。
M-5 「ペイガン・ポエトリー」 琴の音色とそっくりなハープが印象的な、オリエンタルな雰囲気に満たされた、今作のハイライトと言える1曲。作曲、プロデュースともビョーク自身。オルゴールの音も取り入れられている。
M-6 「フロスティ」 ビョーク本人の作曲、プロデュースによる、オルゴール演奏のインストゥルメンタル。何ともファンタジックで美しい曲だ。オルゴールは、ガラス製のケースに2枚のピンクの円形版が入った特注モノ。
M-7 「オーロラ」 この曲でもマトモスがプログラミング参加。タイトル通り、大空に幻想的に広がって揺れているオーロラを連想させる、スケール感のあるナンバーだ。作曲&プロデュースはビョーク本人が手がけている。
| . | M-8 「アン・エコー・ア・ステイン」 作曲は、マドンナのアルバム『ミュージック』にもソング・ライティング参加しているガイ・シグスワース。ここまでのナンバーと比べて、少しシリアスでダークな世界観が提示されている。プロデュースはビョーク。
M-9 「サン・イン・マイ・マウス」 前曲と同様、ビョークとガイ・シグスワースによる共作曲。プロデュースはビョーク本人。詞はビョークが敬愛し、あのレディオヘッドのトム・ヨークも好きだというE.E.カミングス『インプレッション』からの引用。
M-10 「エアルーム」 陽気な雰囲気を持ったファンシーな1曲で、本アルバムのアクセント的な役割を果たしている。作曲とプロデュースは、ビョークとマーティン・コンソール。「ポコポコ」というパーカッシヴなビートがユニーク。
M-11 「ハーム・オブ・ウィル」 映画監督/脚本家のハーモニー・コリンの詩をフィーチャーした、壮大で荘厳なナンバー。曲はビョークとハーモニー・コリン、そしてガイ・シグスワースが手がけている。プロデュースはビョーク本人。
M-12 「ユニゾン」 エレクトロ・アーティスト、マーカス・ポップのソロ・プロジェクト、オヴァルからのサンプリングが施されたラスト・ソング。作曲、プロデュースはビョーク。マトモスも参加。メロディックでドラマティックな1曲だ。
M-13 「ジェネラス・パームストローク」 ビョークとジーナ・パーキンスの共作による、日本盤のみ収録のボーナス・トラック。マトモスがプログラミング参加。ハープの調べが感動的なこの曲は、「ヒドゥン・プレイス」のカップリング曲でもある。 |