【速報!】 レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン“THE BUTTLE OF TOKYO”

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ゲームショウに訪れた家族連れ、コンピュータ関連エキスポでにぎわうサラリーマン…、そんないつもの幕張メッセが、これほどまで巨大なエネルギーに満ち溢れたことはかつてなかったのではないか。

コンクリートで打ち固まれたメッセの床が、うねるように揺れ、巨大な空間が息苦しくなるほどの熱気に呑み込まれた今夜の感動は、また改めてレポートするつもりだが、通常の生活では処理し切れぬほどの有り余ったエネルギーを一気に発散するオーディエンス達が、この夜を特別なものにしてしまった。

音楽とは理屈ではなく、細胞で聴き、刷り込まれた染色体で反応するものであるということを、Rage Against The Machineはただただ実践しただけだ。会場の劣悪な音環境も一切関係なし。ザックのメッセージとギターをツールとして取り回す信じがたいスキルフルなモレロのサウンドが、オーディエンスを狂乱の舞台へといざなっていく。…その様子を観るにつれ、今更ながら“ロックの初期衝動”…それが最も原始的ながらも鋭利な芸術であり、人を動物に変えてしまう健全な麻薬であることを想い起こしてくれる。6月24日(土)夜7時20分からの75分間であった。

烏丸哲也(00/06/24)

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