【日本DJ協会 presents Spotlight DJ's】「S2O JAPAN GLOBAL AUDITION 2024」DJ部門 優勝者、AXONインタビュー

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8月2日(金)から4日(日)の3日間、東京・お台場で<S2O JAPAN 2024>が開催された。「世界一ずぶ濡れになる音楽フェス」として知られるこのイベントが日本で開催されるのは5年ぶりで、多くの観客が集まり熱狂、KSHMR、Yellow Claw、Don Diablo、MADEONといった世界的なアーティストたちがヘッドライナーとして登場し、炎天下の中、集まった観客は全身ずぶ濡れになりながら彼らのパフォーマンスを堪能した。


なお、国内外からの注目アーティストが多数参加する中で行われた「S2O JAPAN GLOBAL AUDITION 2024」では、AXONとVEATZが優勝しメインステージのオープニングアクトを務めた。フェスの幕開けを飾った彼らのオープニングパフォーマンスは、フレッシュなエネルギーで会場を一瞬で熱気に包みこんでいた。



ここでは、オーディションのDJ部門で優勝したAXONに、オーディションでの体験や<S2O JAPAN 2024>のメインステージでのパフォーマンスについて話を伺った。


AXON

──まずは自己紹介から簡単にお願いします。

AXON:AXONです。都内で活動していてベースハウスとテックハウスを中心にDJ / 楽曲制作活動をしています。

──<S2O JAPAN 2024>のような世界的なフェスが、このような世界に羽ばたくきっかけを作るオーディションを行ったことについて、率直にどう思いましたか?

AXON:とても良いプロジェクトだと思いました。ローカルで活躍している人が、なかなか海外でのチャンスを得るのが難しい中、こういった機会は海外に目を向けやすくするきっかけになると思います。DJを始めたいと思う人も、このオーディションを通じて増えたのではないでしょうか。



──このオーディションに参加した動機はなんだったんですか?

AXON:自分の可能性と実力を試したかったからです。

──オーディション中に特に力を入れたことは何ですか?

AXON:ちょうどアメリカツアーの前にオーディションに応募したので、第2次審査のときはすでにアメリカにいました。第3次審査ではビデオ審査があったので、アメリカでのDJプレイをビデオに収め、セットリストも本気のもので臨みました。ビジュアルにもこだわって動画を作成し、それを提出しました。

──優勝者に選ばれたときの感想を教えてください。

AXON:純粋に嬉しかったです。メールで当選が知らされたのですが、最初は気づかずに、マネージャーからの連絡で知りました。マネージャーが僕以上に喜んでいたのが印象的でしたね(笑)。

──オーディション結果の発表から本番まで約2週間ありましたが、その間どのような準備をしていましたか?

AXON:自分の世界観を表現することに集中していました。リミックスを作ったり、みんなが知っている楽曲をマッシュアップしたエディットを作ったり。自分のオリジナルやリミックス、エディットだけでセットを組むようにしました。

──メインステージに立った瞬間のお気持ちをお聞かせください。

AXON:緊張はあまりせず、とにかくワクワクしていました。自分の世界観を観客にぶつける気持ちで、ひたすら自分のパフォーマンスに没頭してDJをしました。



──オーディエンスの反応はどうでしたか?

AXON:自分の世界観をぶつけたにも関わらず、観客はかなり盛り上がってくれて嬉しかったです。特に、未発表の曲をかけたときに、セットの中で一番盛り上がった瞬間がありました。そのときは手応えを感じましたね。

──パフォーマンス後の反響などはいかがでしたか?

AXON:SNSの投稿にいつもより多くのイイネがついて、コメントも沢山きて驚きました。特に日本の方からのリアクションが多かったですね。母親と弟をバックステージに連れて行ったのも良い思い出です。



──他のアーティストで印象に残った方はいましたか?

AXON:ヘッドライナーのKSHMRのイントロがとても印象的でした。過去のヒット曲をすべて合わせた感じで、聞いたときは鳥肌が立ちました。噴射された水とレーザーが合わさったりなど本フェスならでは演出にも興奮しました。

──ステージ裏でのエピソードもお聞かせください。

AXON:バックステージのケータリングが充実していて、お寿司が食べられたりと初めての経験が多くてテンションが上がりました。あと、Yellow Clawと写真を撮ったり、RAYRAYさんと交流したりしました。彼女はSoundCloudで私のトラックにイイネをしてくれたりしていて、実際に会えたのは嬉しかったです。

──今後の目標について教えてください。<S2O JAPAN 2024>出演を終えて、次に目指していることはなんですか?

AXON:海外での活動を視野に入れています。特にアメリカとヨーロッパに焦点を当てていて、いずれは移住も考えています。さらに、アジアやアメリカでツアーを行い、もっと大きなアーティストになって日本に戻ってきたいと思っています。

──最後に、来場してくれたファンや、このインタビューを読んでいる方に一言お願いします。

AXON:<S2O JAPAN 2024>に応援しに来てくれた皆さん、本当にありがとうございます。8月27日に新曲「LOKO' LOKO」がリリースされましたので、ぜひチェックしてみてください。ベースハウスとテックハウスの中間のユニークなサウンドに仕上がっているので、よろしくお願いします。



AXON

2000年生まれ、東京都出身。ハウスミュージックのDJ兼音楽プロデューサーとして、国内外で注目を集めるアーティスト。2020年にデビューして以来、20曲以上のオリジナル楽曲と多彩なコラボレーションを手掛け、DJでは独自のミックスとマッシュアップで世界中のリスナーを魅了。
2023年には海外ツアーデビューを果たしインドネシアのバリ島でツアーを開催、2024年はマレーシア公演、アメリカツアーを行い、8月には韓国でのツアーも予定。
楽曲は、Sub49Collective、HouseViews、2Dutch/Greenroom、Drop Low、Diverge Records、Den Hakuなどの世界中のトップレーベルからリリースされ、多くの国際的なオーディエンスに支持されている。
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