【インタビュー】パーカーズ、新曲「少年少女よ」はライブ感満載のメッセージソング「新しい革命が起きたと思います」
初めて観る人をもれなくハッピーにする、外れなしのライブバンドとして定着中だ。代表曲「運命の人」も、2月末に100万再生を超えてさらに上昇中。POPS日本代表を掲げるパーカーズの新曲「少年少女よ」は、別れと出会いの春シーズンに狙いを定めたメッセージソング。
◆パーカーズ 動画/画像
ライブ感満載のパンキッシュなサウンドとポップなメロディー、《選択肢一つで人生は変わる》と歌う歌詞が力強く響く自信作だ。大規模フェスへの出演も続々解禁、ツーマンツアーとワンマンツアー、1stフルアルバムのリリースも大決定。ビクトリーを目指して全力疾走中、パーカーズの今を4人に語ってもらおう。
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■ねたろファン、歓喜じゃないですか
■新しいパーカーズですね
──2024年も、すでにライブをやりまくっているパーカーズ。どうですか、最近の調子は。
豊田賢一郎(G,Vo):自分たちの曲の認知度が上がってきたかなという印象があって、たとえば「中華で満腹」であれば、ライブの中でみんなに食べたい料理を聞くんですけど、それを事前に考えてきてくれてる人がいたりとか、タオルを振るところがあるからタオルを持っていこうとか。「運命の人」も、ワンマンでは一緒に歌ってくれるんですけど、サーキットフェスや一般の企画でも浸透してきて、歌ってくれるようになったりとか。そういう意味でも、自分たちの曲が広まってきているなって実感してます。
ナオキ(G):最近、機材を新しくしました。今まではアンプとエフェクター、ギターにシールドを差していたんですけど、ギターからエフェクターまでをワイヤレスシステムにしたんですよ。ってことは、いっぱいステージを歩き回れるんですよ。それで、ねたろのほうに寄っていったり。
ねたろ(G, Cho):僕もワイヤレスにしました。
ナオキ:(立ち位置を)チェンジできるんですよ。革命が起きました。これからいっぱい暴れようかなと思っていて、めっちゃ楽しみです。
ねたろ:この前のライブも、何も言われてないのにこっち側に来て、「代われ」とか言って、勝手にお立ち台に上がっていました
──それは二人で相談してワイヤレスにしようと?
ねたろ:そうです。ギターが3本あると、配線が絡まりやすいので。
豊田:自分もハンドマイクで歩き回るので、ねたろと混線しちゃうこともあったりして。
ねたろ:ワイヤレスになったことで、革命が起きました。それ以外だと、最近はセトリが一新して、前までは「中華で満腹」を最後に持ってきていたんですけど、最近は2曲目にやることが多くなって。すごい盛り上がる曲なので、そうすると最後に他の曲を使えるようになって、幅が広がったというか、新しいパーカーズを見せられるようになったなと思います。
豊田:「中華で満腹」は、お客さんの雰囲気作りに長けてる曲なので。最初のMC前に持って来て、お客さんとの距離がぐっと近づいた状態でMCができるので、ライブのボルテージも全然違うだろうし、そういう意味ですごくいい配置だなと思います。
▲豊田賢一郎 (G,Vo)
ねたろ:セトリに関しては、これからもまだ研究中です。
フカツ(Dr):最近、<JAPAN JAM>(4月28日)と<VIVA LA ROCK>(5月6日)出演を解禁したこともあって、僕たちがどういうバンドなのかを知らない人が見る回数がとても多くなってきたかなというのは、この前の<見放題東京>でもすごく感じたので。僕らを知らないからこそ、前のほうと後ろのほうで乗り方が違うなというのが、今までの中でも一番顕著に表れたライブだったので、これからどんどん新しいお客さんに知ってもらいながらライブをやっていきたいなと、すごく思いました。
──あと、これだけフェスや対バンが増えてくると、バンド友達も増えたんじゃないかなと。
豊田:増えました。一緒に遊んだり、ご飯の約束をするような友達が増えて、すごく嬉しい。フカツさんは元から友達が多いけど。
フカツ:僕は打ち上げでいつもお酒を飲んでいるので、僕が最初の切り口で、そこから仲良くなっていくのが彼ら、みたいな感じが多いんですけど。僕は基本、お酒の場しかなくて、プライベートでご飯まで行ったりするのはケンちゃん(豊田)が多いかな。
豊田:打ち上げの場だと話しきれないというか、一回落ち着いて話したいみたいな感じで、ご飯に行ったりします。最近だとOrganic Callのヒラタナオヤさん(Vo, G)とよくご飯に行くんですけど、企画も誘っていただいて、そういう友達がどんどん増えていけばいいなと思います。この前もthe quiet roomの菊池遼さん(Vo, G)と、トンボコープの雪村りん(Vo, G)くんと、サウナに遊びに行ったりして、めちゃめちゃ楽しかったです。
──特に先輩たちと話すとためになるというか。
豊田:すごい勉強になります。みんなライブの作り方をすごい考えて、お客さんを楽しませようとしているので、尊敬できるし、自分も頑張ろうって前向きな気持ちになれます。
──そんな前向きなパーカーズから届いた春の新曲。「少年少女よ」は、この季節にぴったりですね。背中を押すというか、3月4月の別れと出会いのシーズンに、ど真ん中に響く曲だなと思いました。
豊田:もう、まさに。
──作詞作曲は豊田くん。どんなきっかけで作り始めた曲ですか。
豊田:リリースの時期が決まっていたので、春の曲を作りたいなと思って、過去を振り返った時に、「春ってこんな感じだったよな」というのが、出会いや別れだったり、将来の選択だったり、自分が少年時代に感じ取ったことをそのまま歌詞にして、ちょっとお話っぽい感じでストーリーも添えつつ作ってみました。いつもパーカーズはハネるリズムが多いんですけど、ストレートなリズムで、応援メッセージが伝わりやすい曲調にしてみました。
──めちゃめちゃライブ感を感じる演奏。演奏面の面白みについては?
ナオキ:演奏の面白みと言えば、やっぱりねたろのギターソロです。今まで、ソロはほぼ弾いてなかったんですけど、やっと弾くんですよ。
ねたろ:ハモリはあったんですけど、メインになるソロは初めて。
ナオキ:最初にねたろがギターソロをやって、その次に俺が弾くんですよ。いいフレーズも作れたし、絶対盛り上がります。ねたろファン、歓喜じゃないですか。「ギターソロ弾いてる!」って。2024年、新曲1発目で新しい革命が起きたと思います。ワイヤレス以外で、曲でも革命を起こしました。
ねたろ:新しいパーカーズですね。
▲ねたろ(G,Cho)
ナオキ:ハモリじゃないよ、掛け合いだよって。X JAPANです。
豊田:ナオキ、好きだからね。
ナオキ:イヤホンで聴くとわかると思います。
豊田:下手と上手を意識すると、パートが聴き分けられる。パーカーズは、ギターを両サイドに振っているので。必聴ですね。
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