【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ヴィブラスラップ」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第125回のお題は「ヴィブラスラップ」です。

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ヴィブラスラップは、打楽器の一種で、特有の振動音を生み出すための楽器。

主に木製の本体と、その中央に取り付けられた金属製の片持ち構造の振動板(タング)からなる。本体を振動させると、振動板が木製の本体に打ち付けられ、特有の音を発する。

ヴィブラスラップは、片手で持ち、もう片方の手で振動板を引っ張り、リリースして振動板が本体に打ち付けられるという動作を繰り返すことで演奏される。この振動によって特有のクリッキーでリズミカルな音が生まれるのである。音は、振動板と本体の打ち付けられる音、そして振動板が本体に当たる瞬間のクリッキーな音が組み合わさる。これによって、特有のリズム感や独特の効果音が得られる。

ヴィブラスラップは、主に音楽の演奏において効果音や特殊なサウンドを出すために使用される。ジャズ、ラテン、ポップなどの様々なジャンルの楽曲で、効果的に使われることがある。本機は軽快で陽気な音を生み出すため、さまざまな楽曲や編成で愛用されている。特に、パーカッションや打楽器のセクションでの使用が一般的だ。

文・編集部

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