【速レポ】モンパチフェス<WWW!!23>、MONGOL800「なんの制限もなく、音楽を自由に楽しんでいってもらえたら」
1日目はマングースSTAGEのトップバッター、2日目はハブSTAGEで中盤を支えるのが<What a Wonderful World!! 23>の主催、MONGOL800だ。
◆ライブ写真
いつものSEをバックに踊りながら登場するキヨサク(B, Vo)に髙里悟(Dr, Vo)。ライブが始まる前からすでに楽しげなムードが漂う中、キヨサクが「遊びまーしょー!」が声をかけるや否や、Kuboty(G, Cho)のリフで「あなたに」を察知した観客からは大きな歓声が上がる。疾走しながら誰も置いていかないビート感、キヨサクと髙里の歌声も温かく響き、嬉しさを通り越して何だかドキドキしてしまうぐらいだ。
「おかげさまで25周年を迎えることができました」とキヨサクが報告し、「ゆかいなおじさんが支えてくれたからでございます」と続けたところでNARI(Sax/SCAFULL KING)にSeasir(Tp/DOBERMAN)、当代きってのパーティーダンサーである粒マスタード安次嶺が加わり、もはや熱狂が約束された「PARTY」へ。曲への入り方、言葉ひとつひとつ、メンバーの仕草、それらすべてがテンションがアガる方へ向いていると思ってしまうほど。客席では粒さん主導のウェーブも起こり、ゴキゲンな宴がどんどん広がっていく。
11月にも関わらず、灼熱の日差しが降り注ぐが、それに負けない観客の熱気。「みんなの元気なお声を聞かせてもらってもよろしいでしょうか?」とキヨサクが呼びかけたこともあり、「OKINAWA CALLING」で起こったコール&レスポンスは日常生活じゃまず耳にできないほどの大きさであったし、手を振ったり、ハートマークを作ったり、みんなが一体となって今をおもいっきり楽しみ、素敵な空間を作り上げていくのだ。
そんな空気を受けて、音の余韻で繋げた「Melody」もまた素晴らしかった。NARI、Seasirそれぞれのソロも麗しく、グッと注目度がさらに高まったポイント。そこから「想うた 〜親を想う〜」を大切に歌い上げ、改めてキヨサクが心境を語っていった。
「5年ぶりの<What a Wonderful World!! 23>でございます。しかも、3日間の開催。なんの制限もなく、音楽を自由に楽しんでいってもらえたらと思います」──キヨサク
そして、出演者、関係者、そして観客にも感謝を伝え、誰もが待ち望んでいた名曲「小さな恋のうた」を鳴らしていく。もう20年以上歌ってるとキヨサクが話していたが、何回聴いてもどれだけ時間が経っても色褪せることはない。年月が経てば環境、感情など変化はあるだろう。だが、そのたびに新たな色味が加わって聴こえてくる。歌い継がれる、聴き継がれる名曲はそういう存在なのだ。この日の「小さな恋のうた」もそれぞれの胸にそう響いたに違いない。
最後はゆかいなおじさんたちと一緒に、とキヨサク、髙里、Kuboty、NARI、Seasirが楽器を置いて一列に並んで踊りだす「LAST PARADISE」。自由にワチャワチャとしつつ、粒さんのエアギターも飛び出し、気づけば人が増えているステージ上。せっかく楽園で開催されている宴なんだから、かしこまる必要なんかないよ。もっともっとシンプルに楽しもうよ。そう語りかけてくれるようなシーンだった。
文◎ヤコウリュウジ
写真◎SARU(SARUYA AYUMI)
セットリスト
2.PARTY
3.OKINAWA CALLING
4.Melody
5.想うた 〜親を想う〜
6.小さな恋のうた
7.LAST PARADISE
<MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!23>
11月3日 DAY1
MONGOL800/04 Limited Sazabys/赤犬/かりゆし 58/きゃりーぱみゅぱみゅ/サンボマスター/湘南乃風/DIAMANTES/真志喜中学校軽音楽部/LOUD SPEAKER(普天間高校軽音楽部)
道ジュネー:新城青年会
11月4日 DAY2
MONGOL800/Creepy Nuts/D-51/TETORA/ハルカミライ/FOMARE/RIP SLYME/ROTTENGRAFFTY/WWW!! special session The BK Sound presents -Good Vibes Only
道ジュネー:江洲青年会
11月5日 DAY3
MONGOL800/ORANGE RANGE/KICK THE CAN CREW/島バナナーズ/DOBERMAN/HUSKING BEE/HEY-SMITH/WANIMA/WWW!! special session 島袋優(BEGIN)presents -Okinawa moon
道ジュネー:栄口青年会
2023年11月3日(金・祝)、4日(土)、5日(日)
*雨天決行/荒天中止
@沖縄県 宜野湾マリーナ・トロピカルビーチ特設会場(901-2224 宜野湾市真志喜 4-2-1)
開場11:00 開演13:00
各1日券【前売】一般 9,900 円(税込)|中高生 4,000 円(税込)
2日通し券【前売】一般 18,000円(税込)※11/3・4、4・5 券の2種
3日通し券【前売】一般 27,000円(税込)
※小学生以下はチケットをお持ちの保護者1名様につき、1名まで入場無料
※中高生チケットは1日券のみ、一般発売からの販売
[問]PM AGENCY
TEL:098-898-1331(平日 11:00-15:00)https://www.pmnet.co.jp
この記事の関連情報
MONGOL800×WANIMA<愛彌々 -TOUR 2025->開催決定
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>2日間を締め括ったMONGOL800の底力
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>HYDE、「めんそーれ!台風は曲げときました」
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>SPECIAL OTHERS、マングースステージのフィナーレに“とっておきのプレシャスな瞬間”
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>WWW!! Special Session Sami-T(fr Mighty Crown) Presents “Musical Gathering”「狂った世の中、音楽でバイブスをアゲていこうよ 」
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>クレイジーケンバンド、「マジリスペクト! Big Up! イイネ!」
【PHOTO GALLERY】モンパチフェス<WWW!!24>道ジュネー・栄口区青年会
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>MONGOL800 × WANIMA、最高のコラボ「今日一番騒げ!」
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>レキシ、ビーチに揺れる稲穂「沖縄ありがとう!モンパチありがとう!」