元スマッシュ・マウスのフロントマン、スティーヴ・ハーウェルが死去
「All Star」や「Walkin' On The Sun」「I’m A Believer」などのヒットで知られるアメリカのロック・バンド、スマッシュ・マウスのヴォーカリストだったスティーヴ・ハーウェルが亡くなった。56歳だった。
◆スマッシュ・マウス画像
バンドのマネージャー、ロバート・ヘイズ氏は今週日曜日(9月3日)、ハーウェルが末期の肝不全で終末期の介護を受けており、あと数日しか生きられないと『CBS News』などに明かしていた。そして、その翌日、家族や友人に囲まれる中、米アイダホ州にある自宅で息を引き取ったという。
ハーウェルは1994年、現在も在籍するベーシストのポール・デ・リズルらとスマッシュ・マウスを結成し、1997年にファースト・アルバム『Fush Yu Mang』をリリース。セカンド『Astro Lounge』(1999年)は全米6位をマークし、トリプル・プラチナに認定されるヒットとなった。代表曲「All Star」(1999年)は、グラミー賞の最優秀ポップ・パフォーマンス(ヴォーカル入りデュオまたはグループ)の候補に挙がり、映画『ミステリー・メン』や『シュレック』で使用された。
ハーウェルは長年、アルコールの問題を抱えており、心身の状態を踏まえて2021年にバンド活動から離脱していた。
ヘイズ氏は、「スティーヴは、100%、パワー全開で生きた。燃え尽きる前に宇宙全体を煌々と照らしていった」と追悼の言葉を寄せている。
Ako Suzuki