アヴェンジド・セヴンフォールド、発売記念試聴会&トークショー開催
2016年発表の『THE STAGE』以来となるアヴェンジド・セヴンフォールドの新作アルバム『LIFE IS BUT A DREAM…』が6月2日に発売を迎える。人生は夢に過ぎない、という意味のタイトルが掲げられたこの作品は、彼ら自身とジョー・バレシの共同プロデュース、アンディ・ウォレスのミックスによるもので、このバンドの音楽的な多様さとドラマティックな魅力がいかんなく発揮された意欲作だ。
2001年のデビュー以来、作品発表を重ねるごとに音楽的変遷を重ねてきた彼らではあるが、今作における飛躍は、既成のジャンルの壁を超越するにとどまらず、いわばこのバンド自体にとっての枠を大きく押し広げたものだといえる。しかも、さまざまな要素の融合という意味でのミクスチャー的なアプローチがとられているわけではない。
彼らにとって8作目のフル・アルバムにあたるこの作品では「人間の存在意義と、死に対する恐怖」がテーマに据えられており、フランスの作家、アルベルト・カミュ(1913年~1960年)の著作である『異邦人』にインスパイアされた側面があることが明かされている。同作はカミュの代表作のひとつであると同時に、不条理小説の代名詞ともいうべきもの。そして実際、このアルバムには『異邦人』の物語にも通ずるような絶望と希望のせめぎあい、先の展開が読めないスリルと興奮がある。アヴェンジド・セヴンフォールドを追い続けてきたファンにも、彼らの過去の作品に触れたことのない人たちにも、まずは先入観抜きで一聴してみることをお勧めしたい。
そしてこのアルバムのリリース当日にあたる6月2日の夜には、東京のタワーレコード渋谷店にて、発売記念試聴会&トークショーが行なわれる。アルバム全編をアナログ盤で聴きながら、この作品の背景やバンドの最新情報、過去のエピソードなどを話すというもので、トークショーの部分についてはわたくし増田勇一が担当させていただくことになっている。もちろん観覧フリーのイベントだが、当日に同店でこのアルバムを購入もしくは店頭引き取りされた方々を対象とする抽選会も実施されるとのことなので、是非ふるってご参加いただきたいところだ。
文◎増田勇一
『ライフ・イズ・バット・ア・ドリーム』
¥2,860(税込)/WPCR-18604
日本盤のみの初回封入特典:メンバーのスペシャル・メッセージ入りカード
1.Game Over
2.Mattel
3.Nobody
4.We Love You
5.Cosmic
6.Beautiful Morning
7.Easier
8.G
9.(O)rdinary
10.(D)eath
11.Life Is But a Dream…
<アヴェンジド・セヴンフォールド『LIFE IS BUT A DREAM…』発売記念試聴会&トークショー>
@タワーレコード渋谷店6F TOWER VINYL SHIBUYA
●最新アルバム『LIFE IS BUT A DREAM…』からの楽曲をアナログ盤で試聴
●増田勇一によるトーク
●当日タワーレコード渋谷店で最新作『LIFE IS BUT A DREAM…』を購入、または店頭引き取りされたお客様対象の抽選会
※観覧フリー
※スペースの都合による入場制限を行う可能性あり
◆アヴェンジド・セヴンフォールド・レーベルサイト
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