スコーピオンズの「Wind Of Change」、YouTubeでの再生回数10億回突破

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スコーピオンズが1990年にリリースした楽曲「Wind Of Change」のミュージック・ビデオのYouTubeにおける再生回数が10億を突破した。このミュージック・ビデオは2009年11月からYouTubeで公開されてきた。

◆スコーピオンズ動画、画像

バンドは今週初め、「Wind Of Changeのビデオ、10億回視聴!!!　なんて画期的な出来事だ。ロック・ビリーバーたち、見てくれてありがとう」とコメントしている。

フロントマンのクラウス・マイネが作詞作曲したパワー・バラード「Wind Of Change」は、スコーピオンズの11枚目のスタジオ・アルバム『Crazy World』に収録。ソビエト連邦のグラスノスチ（情報公開）を祝い、冷戦の終結を象徴するアンセム的な存在となった。

しかし、バンドは昨年、ロシア軍がウクライナに侵攻して以降、歌詞の一部を変更しパフォーマンスしている。マイネは4月、「“Wind Of Change”を長年ずっとプレイしてきたようにプレイするのはどうかと思ったんだ。ウクライナでこのような悲惨な戦争が起きているときに、“モスクワへ向かう、ゴーリキー公園へ”などとロシアを理想化し歌っている場合ではないと考えた。僕は、ウクライナを支援すると表明したかった。だからいま、この曲は“僕の心の声を聞く。それは、ウクライナが変化の風を求めていると言っている”と始まる」と話していた。




Ako Suzuki