ニュース・最新情報
-
【コラム】BARKS烏丸哲也の音楽業界裏話023「掲載をコミットするということ」
BARKSは2024年4月を持って25年目に突入したが、これだけ長い間音楽メディアに従事していると、想い出深い出来事もたくさん生まれる。
-
【ライブレポート】スコーピオンズ、物凄い歓声と拍手喝采の嵐
ドイツが誇る世界的にも成功をおさめたベテランハードロックバンド、スコーピオンズが現在『Love At First Sting』アルバムの40周年記念ツアーを遂行中だ。
-
スコーピオンズ、バイオグラフィ映画の制作が決定
photo by marc theis art photographyスコーピオンズのバイオグラフィ映画の制作が決定し、バンド結成60周年を迎える2025年の公開を計画しているという。
-
元スコーピオンズのドラマー、ジェイムス・コタックが死去
スコーピオンズやキングダム・カムで活躍してきたドラマーのジェイムス・コタックが、1月9日、61歳で亡くなった。
-
スコーピオンズ「60周年記念でみんなに会うのを楽しみにしている」
photo by marc theis art photographyスコーピオンズのフロントマン、クラウス・マイネは今年75歳になったが、この先もツアー活動を継続するつもりで、2025年に迎える結成60周年をファンたちと祝うのを楽しみにしているそうだ。
-
ウリ・ジョン・ロート、スコーピオンズへの復帰「オープンではいるが、多分ないだろう」
70年代にスコーピオンズに在籍していたウリ・ジョン・ロートは、いまでもスコーピオンズのメンバー達とは友好的な関係にあるが、バンド復帰は「遅きに失した感」があり、オープンではいるものの、恐らくないだろうという。
-
YOSHIKI、全世界プロジェクト『UNDER THE SKY』劇場公開決定。予告映像&キービジュアル解禁
様々な国のアーティストをYOSHIKIがプロデュースし、彼自身がアレンジした楽曲で、それぞれのアーティストとコラボレーションする、その軌跡とライブを追った音楽ドキュメンタリー映画『YOSHIKI:UNDER THE SKY』が、世界に先駆け日本全国の映画館で9月8日(金)より公開することが決定した。
-
ジェイムス・コタック、ミッキー・ディーのスコーピオンズ加入裏話「知らなかった」
photo by marc theis art photographyミッキー・ディーは最近、2016年にジェイムス・コタックに代わりスコーピオンズに加入した経緯を語る中で、まだコタックがスコーピオンズで通常通りパフォーマンスしていたとき彼らのドイツ・ツアーについて回り、客席でこっそり公演を観ていたとの逸話を明かしたが、コタックはそれどころか、バンドが彼の代わりを模索していることにさえ気づいていなかったそうだ。
-
ミッキー・ディー、スコーピオンズ加入の裏話を明かす
photo by marc theis art photographyミッキー・ディーが、2016年にスコーピオンズへ加入した経緯を語った。
-
スコーピオンズの「Wind Of Change」、YouTubeでの再生回数10億回突破
photo by marc theis art photographyスコーピオンズが1990年にリリースした楽曲「Wind Of Change」のミュージック・ビデオのYouTubeにおける再生回数が10億を突破した。
-
クラウス・マイネ「人類が何度も同じ過ちを繰り返しているのにはイライラする」
photo by marc theis art photographyスコーピオンズのヴォーカリスト、クラウス・マイネは、元来、楽観的ではあるが、世界の現状を踏まえると、人類が同じ過ちを何度も繰り返していることに苛立ちを感じているという。
-
スコーピオンズ、「アウト・ゴー・ザ・ライツ」世界配信「日本と、忘れがたいツアーの思い出に」
スコーピオンズが10月4日、ニュー・シングル「アウト・ゴー・ザ・ライツ」を世界へ向けて配信リリースした。
-
ミッキー・ディー、トラッククレーンのCMで空中パフォーマンス
Photo: Marc Theisボルボ・トラックが、スコーピオンズのドラマー、ミッキー・ディーが出演する電気トラックVolvo FH ElectricとFMX ElectricのCMを公開した。
-
スコーピオンズ、マティアス・ヤプスの負傷でヨーロッパ・ツアーの開幕に遅れ
Photo: Marc Theisスコーピオンズは5月10日にヨーロッパで<Rock Believer>ツアーを開始する予定だったが、ギタリストのマティアス・ヤプスが負傷したため、最初の3公演を延期することとなった。
-
スコーピオンズ、ホワイトスネイクと北米ツアーを開催
Photo: Marc Theisスコーピオンズが、ホワイトスネイクをスペシャル・ゲストに迎え、8~10月に北米ツアーを開催することを告知した。
-
スコーピオンズ「我々の辞書からリタイアという言葉は抹消した」
Photo: Marc Theisスコーピオンズは、10年以上前に一度、ラスト・アルバムのリリースとファイナル・ツアーの開催でリタイアすることを計画したが、最早その考えは微塵もないそうだ。
-
ルドルフ・シェンカー、弟マイケルからの批判に「彼を愛している。言いたいことを言えばいい」
Photo: Marc Theis弟マイケル・シェンカーから度々非難されている兄ルドルフが、再び、弟に対し寛容な反応を示した。
-
「ウィンド・オブ・チェンジ」の歌詞を変えたスコーピオンズ「今はロシアを美化する時ではない」
Photo: Marc Theisスコーピオンズは、ロシア軍のウクライナ侵攻を受け、現行のラスベガス長期公演で「Wind Of Change」の歌詞を変更しパフォーマンスしているという。
-
スコーピオンズ、ニュー・アルバムからさらなる新曲を公開
Photo: Marc Theisスコーピオンズが先週金曜日(2月18日)、間もなく発表するニュー・アルバム『Rock Believer』から「Shining Of Your Soul」の音源を公開した。
-
スコーピオンズ、ニュー・アルバム『Rock Believer』から3rdシングルをリリース
スコーピオンズが先週金曜日(2月11日)、19枚目のスタジオ・アルバム『Rock Believer』からニュー・シングル「Seventh Sun」をリリースした。
-
スコーピオンズ、新作のタイトル・ソング「Rock Believer」のMV公開
スコーピオンズが火曜日(1月18日)、来月発表する19枚目のスタジオ・アルバム『Rock Believer』のタイトル・ソングのミュージック・ビデオを公開した。
-
スコーピオンズ、新曲「Rock Believer」音源とMVの一部を公開
Photo: Marc Theisスコーピオンズが、今週木曜日(1月13日)にリリースするニュー・シングル「Rock Believer」の音源とミュージック・ビデオの一部を公開した。
-
スコーピオンズ、新作のタイトル・ソングをTikTokで先行公開
Photo: Marc Theisスコーピオンズが来週木曜日(1月13日)、ニュー・アルバムのタイトル・ソング「Rock Believer」をシングル・リリースする。
-
スコーピオンズ、新作『Rock Believer』制作のドキュメンタリー・シリーズを公開
Photo: Marc Theisスコーピオンズが、2022年2月に発表するニュー・アルバム『Rock Believer』の制作過程を追ったミニ・ドキュメンタリー・シリーズ『Scorpions - Rock Believer - The Journey』を制作。
-
スコーピオンズ、19枚目のスタジオAL『ロック・ビリーヴァー』2022年2月25日発売&日本盤ボートラ収録
▲(c)marc theisドイツが世界に誇るハードロック・バンドのレジェンド、スコーピオンズが、1972年のデビュー・アルバム『恐怖の蠍団』(Lonesome Crow)から50年を迎える2022年2月25日に19枚目のスタジオ・アルバム『ロック・ビリーヴァー』をリリースする。
-
スコーピオンズ、新作は「世界中のロック信奉者たちへ捧げる」
Photo: Marc Theisスコーピオンズが2022年2月に発表するニュー・アルバム『Rock Believer』は、タイトル通り、ロックを信じる者たちへ捧げる作品だという。
-
スコーピオンズ、新曲「Peacemaker」公開
Photo: Marc Theisスコーピオンズが、2022年2月に発表するニュー・アルバム『Rock Believer』からの1stシングルとなる「Peacemaker」をリリースした。
-
スコーピオンズ、来週リリースする新曲のアートワーク公開
スコーピオンズが、来週リリースするニュー・シングル「Peacemaker」のアートワークを公開した。
-
スコーピオンズ、2月にニュー・アルバム『Rock Believer』を発表
スコーピオンズが、2022年に計画しているニュー・アルバムとツアーの詳細を発表した。
-
スコーピオンズ、新曲のリハーサル映像を公開
スコーピオンズのミッキー・ディー(Dr)が月曜日(8月9日)、バンドがスタジオで新曲のリハーサルを行っている様子を捉えたビデオを公開した。
- もっとニュースを見る
プロフィール・バイオグラフィ・リンク
鋭い高音を発する縮れ毛のヴォーカリストKlaus Meineと、スパッツをはいて派手に立ち回るリズムギタリストRudolf Schenkerが結成したScorpionsは、まるでSpinal Tapのように他のメンバーをめまぐるしく代えた。
そのほとんどはロック界の闇に消えていった(“Hermen Z German”を覚えている人がいるだろうか?)が、中には極めつけのリードギタリストが何人かいたのも事実である──Rudolfの弟で元UFOのマッドなギタープレイヤーMichael Schenker、サイケデリックで神がかったUli John Roth、それに現在もリードギターの席にあるMathias Jabs。
Scorpionsは''64年、MeineとSchenkerを中心に、ドイツのハノーヴァーでガレージバンドとして出発した。数年間ドイツ国内をまわってプレイしたものの、芽が出ずにいったん解散。その後再結成し、『The Cold Paradise』という無名映画のサウンドトラックを録音する。
彼らはこれをデビューアルバム『Lonesome Crow』としてリリース、プロモーションのためにツアーするが、再び解散。またもバンドを立て直し、ツアーを行って、やっとレコード契約に漕ぎつけた。ところが、メンバーがドイツ軍で兵役に服さねばならなかったことから、バンドは活動休止に追い込まれた。
兵役を終えると、ギタリストにUli John Rothを迎え(折々にギターを担当していたMichael SchenkerがUFOに引き抜かれたため)、『Fly To The Rainbow』を発表する。さらに何度かのメンバーチェンジを経て、独自のサウンドに磨きをかけた彼らは、長年のプロデューサーとなるDieter Dierksと初めて組み、3rdアルバム『In Trance』をリリースした。
次の『Virgin Killer』は、女性差別を暗示するアルバムジャケットが世界中で発売禁止となり、物議をかもした名作。そして数枚のアルバムを出した後、彼らは''80年代の傑作『Blackout』の大ヒットでついにブレイクする。ライヴに関してはすでにかなりの集客力があったが、ラジオを味方につけて生まれた“No One Like You”をはじめとするヒット曲で、アメリカでの人気を不動のものにした。
続いてのアルバム『Love At First Sting』は前作を上回るセールスを記録し、“Big City Nights”“Rock You Like A Hurricane”などがラジオやMTVで大ヒット。''82年から''90年まで、バンドは次々にヒットを飛ばし、Van Halen、Judas Priest、Ozzy Osbourne、Motley Crue、Bon Joviらと共に、''80年代ヘヴィメタルムーヴメントをリードする。
Scorpionsは最もビッグな外国出身のバンドとして、気紛れなアメリカ市場でマルチプラチナを実現させてきた。メタルブームが下火になり、Scorpionsの人気もこれまでかと思われたとき、不意に力を盛り返したこのドイツ軍団が放った最大のヒットが、ベルリンの壁崩壊をテーマにしたパワーバラード“Winds Of Change”だった。以来しばらくはまた風向きがよくなるが、時代の当然の流れとしてScorpionsも下り坂をたどりはじめる。さすがの“ドイツの驚異”も、レコードセールスが落ちていくのをどうすることもできなかった。
それでもアルバムを発表しつづけるScorpionsは、今もコンサートを満杯にする。会場がアリーナから公会堂サイズになっただけのことだ。自らのスタイルを貫き通したのバンドとしては、まれに見る息の長さである。常にメタルファンの信奉厚いScorpions。時代と共に音楽性が大きく変わろうと、彼らが3人の世界的なギタリストと、ベルリンの自由賛歌と、“不謹慎”なスタイルを生み出したことには、疑いの余地がない。
- 関連リンク