【インタビュー】Aimer、「一つひとつの揺れる心に寄り添える主題歌が作りたくて」
10人の男女がデートや共同作業を通して、 “最高の恋”を叶えようと奮闘するABEMAオリジナルシリーズ恋愛番組『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』が10月30日にとうとう最終回を迎える。
◆主題歌「オアイコ」MV
その恋物語の主題歌に起用されたのが、Aimerが書き下ろしたミドルナンバー「オアイコ」。同番組と彼女の主題歌タッグは『白雪とオオカミくんには騙されない』の主題歌である「コイワズライ」以来二度目で、また違う趣の彩りを物語に与えている。物語の結末を迎える直前に、Aimerへメールインタビューを実施。「オアイコ」やオオカミシリーズにまつわる思いを綴ってもらった。
──Aimerさんは「コイワズライ」に続きオオカミシリーズとは二度目のタッグですが、番組に対してどのような印象をお持ちでしょうか。
Aimer:眩しすぎるほどきらきらした番組、というのが第一印象でした。番組を拝見していると、悩みや葛藤を抱えて、一生懸命に恋と向き合い、揉まれる出演者の皆さんに感情移入する自分もいて。人を好きになるとは、恋に落ちるとは、を改めて問いかけてくる番組だと感じています。今回の恋をしようとしない「“嘘つき”オオカミ」が男女両方に1人以上潜んでいるという新ルールも、固唾を飲んで見守るシーンが増えそうな、キャストのみなさんにも観ている側にも過酷で……同時に見応えのあるシーンが増えそうで、画期的だと感じました。
──「オアイコ」について、Aimerさんは公式コメントで“それぞれの恋路の中で揺れる心たちを想いながら制作した”、“今回の新しいシリーズで繰り広げられるひとつひとつの恋模様を彩れたら嬉しい”とおっしゃっていました。それについて詳しくお教えいただけますか。
Aimer:また新しいシリーズでも生まれるそれぞれの恋路の中で、一つひとつの揺れる心になるべく寄り添える主題歌が作りたくて。心が揺れ動くときに、誰もがちょっぴり心当たりがあるような、何気ないピースが散らばっていて具体的な情景も浮かんでくる曲を創りたいと思いました。かけがえのない恋をする中で出会う悲しさや寂しさを背景に創った「コイワズライ」と比べて、「オアイコ」はもう少しフラットに、まだ予感めいている、言葉にするのも躊躇う気持ちにもやさしく寄り添える曲を目指しました。なるべく聴く人の環境や心境を限定せず、なにげない日常にすっと馴染んでいけるような温度感を大事にしています。
──タイトルにもなっている“オアイコ”という言葉が印象に残ります。
Aimer:使い手の意図に応じて、可愛いながらに毒っ気も持たすことができるおもしろい言葉だなと思います。恋をする中で揺れ動く互いの心にも当て嵌まる言葉ですし、今回のシリーズの新ルールのことも示唆できると思いタイトルに使いました。
──近年のAimerさんのラブソングにはカタカナタイトルのイメージも付き始めている気がしますが、どういう背景からカタカナをお使いになるのでしょう?
Aimer:「カタオモイ」きっかけでそう思っていただくことも多いですね。他にも恋愛をテーマに創った曲はたくさんあるのでもちろん必ずしもラブソング全部にカタカナを使っているわけではないのですが、自分の中でタイトルをつけるときになんとなく法則はあります。今後もこれが続くかはまだ決めていませんが。
──ミュージックビデオに登場する"オアイコダンス"がSNS上でも広がりを見せています。その様子をどのように捉えていらっしゃいますか。
Aimer:ミュージックビデオで山之内すずさん始めキャストのみなさんが踊ってくださって、物語のスパイスとしてとても可愛く効いていて嬉しかったです。ファンの方でもみなさんで踊って楽しんでくださっている方もいて。そういう楽しみ方をしていただけるのは素直にとても嬉しいです。
──もしご自身が『オオカミ』シリーズに参加されるとしたら、どのように行動すると思いますか?
Aimer:どうなんでしょう……ただただ右往左往していると思います。オオカミになってもすぐにばれる自信があります。
──Aimerさんは様々なタイプの楽曲を制作、歌唱なさっていますが、ラブソングだからこそできることとはどんなことでしょうか。
Aimer:紐解けば、どんな曲であっても、恋愛に限らない愛を根底に歌っている気がします。だからラブソングに限って言える話は特にないかもしれません。どんな曲でも、自分の、そして誰かが生きる拠り所になることを目指して制作しています。いつもの風景、日常に奇跡を感じられるような曲が、自分にも必要なんです。
──12月にリリースされるミニアルバム『Deep down』はどんな作品になるご予定でしょうか。また、2022年の活動はAimerさんにとってどんな発見や充実があったのかお教えいただきたく思います。
Aimer:思えば絶え間なくライヴをし、絶え間なく制作した2022年でした。様々な作品からのインスピレーションを得て、時々の心境を重ねながら今年制作した楽曲たちを閉じ込めたのが『Deep down』です。10年という節目を越えた今の自分だから完成した、ある種実験的なミニアルバムだと思います。そしてたくさんのステージを終えて、ライヴアーティストとしてもまだまだ進化したいとこんなにも貪欲に感じる自分がいるのを自分でも驚いています。デビュー10周年イヤーを終えて次の10年へと、自分が出来ることをまだまだ一つひとつ積み上げていきたいです。
取材・文◎沖さやこ
ABEMAオリジナルシリーズ新作恋愛番組『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』
放送日時:2022年10月30日(日)夜10時~
放送チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
第12話放送URL: https://abema.tv/channels/abema-special/slots/C3TsaeUshpZ255
※第1話から第3話、最新話は無料見逃し配信中
第11話 無料見逃し配信URL:https://abema.tv/video/episode/90-1696_s1_p11
第1話配信URL: https://abema.tv/video/episode/90-1696_s1_p1
第2話配信URL:https://abema.tv/video/episode/90-1696_s1_p2
第3話配信URL:https://abema.tv/video/episode/90-1696_s1_p3
■番組公式SNS
公式 TikTok:https://www.tiktok.com/@ookami_official
公式 Twitter:https://twitter.com/ookami_official
公式 Instagram:https://www.instagram.com/ookami_official/
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCLU_4Nmos905QrG9npOzJUA
ミニアルバム『Deep down』
予約:https://aimer.lnk.to/1214AL
・初回生産限定盤(CD+DVD) VVCL2150-2151 / ¥2,750(tax in)
・通常盤(CD) VVCL2152 / ¥1,980(tax in)
・期間生産限定盤(CD+DVD) VVCL2153-2154 / ¥2,200(tax in)
[収録曲]
・ 「Deep down」(TVアニメ『チェンソーマン』EDテーマ)
・ 「Ivy Ivy Ivy」(Amazon Originalドラマ『結婚するって、本当ですか』主題歌)
・ 「オアイコ」(ABEMAオリジナル恋愛番組『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』主題歌)
・ 「wavy flow」(スマホアプリゲーム『アズールレーン』5周年記念テーマソング)
・ボーナストラック 「残響散歌 – From THE FIRST TAKE」 「カタオモイ – From THE FIRST TAKE」にくわえ、他1曲を収録予定
【初回生産限定盤 仕様】
・「Deep down」 MUSIC VIDEO、「オアイコ」 MUSIC VIDEO、「wavy flow」 MUSIC VIDEOを収録したDVD同梱
・DVDトールケースサイズ三方背ケース仕様
【期間生産限定盤 仕様】
・「Deep down」 MUSIC VIDEOを収録したDVD同梱
・TVアニメ『チェンソーマン』描きおろしイラスト使用三方背ケース&イラスト使用ミニポスター付
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