ジョン・ライドン、ピストルズのドラマ予告編を見ての感想「カラオケだ」
セックス・ピストルズの中心人物だったにもかかわらず、彼らのドラマ『Pistol』の制作には全く関与していないジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)は、まだ本編は見ていないが、予告編を見た限り「カラオケだ」と思ったそうだ。
ライドンは、英国の新聞『The Guardian』のインタビューで「カラオケだな、ホント。声、話し方……、トリング(英国ハートフォードシャー州の街。セックス・ピストルズのメンバーは全員ロンドン生まれ)の出身のガキたちの集まりみたいだ。いまどきの苦悩について話してやがる! 全くそうじゃなかった。だから的外れだ」と話した。
ドラマを監督したダニー・ボイルは最近、同じく『The Guardian』のインタビューで「(ライドンには)気に入ってほしくない。彼には攻撃してほしい」と発言していたが、それを知ると、「おお、なんて愚かなんだ! 酷いもんだな。あの音楽を作り、非難や警告の的にならざるを得なかったフロントマンを関与させないで、どうやって真実を告げられるっていうんだ?」と、あらためて批判した。
ライドンはドラマでセックス・ピストルズの曲の使用を禁じたが、裁判で、その主張は認められなかった。
『Pistol』は5月末より英国ではディズニープラス、アメリカではHuluから配信されている。
ライドンは今月、UKでPiLのツアーを開催している。
Ako Suzuki
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