ジェイソン・ベッカー「自分は消えるのかとも思ったが、ようやく自分自身を取り戻した」
4月初め、息切れと心拍数の急激な上昇を繰り返し、病院に搬送されたジェイソン・ベッカーが、退院後初めて、声明を出した。ベッカーは数日間入院し、細菌感染症の治療を受けた。
◆ジェイソン・ベッカー画像
退院から1ヶ月半近くが経った5月21日、彼は「ようやく、本来の自分を取り戻し始めた」と始まる声明をSNSに投稿した。「数ヶ月にわたり、ぞっとするような健康上の問題を経験し、自分はもう消えるのかと思ったが、ようやく再び、本来の自分を取り戻し始めた。みんなからの祈りと励ましの言葉に改めて感謝する。僕は本当にそのエネルギーを感じているし、とても有難く思っている。君らがそこにいてくれると知るのは素晴らしいことだし、君らの優しさと支援には涙する」
ドラゴンフォースのハーマン・リをはじめ、ベッカーの医療費をサポートし、チャリティ・オンライン・イベントや楽器の販売に協力するミュージシャンらにも感謝の言葉を述べ、「僕のエネルギーが許す限り、できるだけコンピューターをチェックし、最新の情報を得ていければと思う。そして、何らかの形で、可能な限り、音楽の世界に戻りたい」と綴っている。
ハーマン・リは2月、多くのミュージシャンの協力のもと、Twitchでテレソン・スタイルのライヴ・ストリーム・イベントを始め、寄付を募った。また、Reverbにて楽器の販売も行われ、4月下旬の時点で、5万ドル(約545万円)が集まったと報告されている。
Ako Suzuki