マウンテンのレスリー・ウェスト、死去
アメリカのハード・ロック・バンド、マウンテンの創設者、レスリー・ウェスト(Vo,G)が、12月23日亡くなった。2日前に自宅で心不全を起こし病院へ急送され、意識が戻ることなく帰らぬ人となってしまった。75歳だった。
◆レスリー・ウェスト画像
60年代半ば、The Vagrantsというロック/ブルー・アイド・ソウル系のバンドでレコード契約を交わし、プロ・デビューしたレスリーは、1969年、ソロ・デビュー・アルバム『Mountain』を発表すると同時に、クリームのプロデューサーだったフェリックス・パパラルディとハード・ロックのパイオニア的存在のバンドの1つとなるマウンテンを結成した。
マウンテンはその年の夏に早くもウッドストック・フェスティバルに出演。翌年(1970年)、デビュー・アルバム『Climbing!(勝利への登攀)』を発表し、「Mississippi Queen」をヒットさせた。
マウンテンは何度か解散/活動休止期間を経験するも、これまでに8枚のスタジオ・アルバムを発表。レスリーはライブ・アルバムを含め全てのアルバムでプレイする唯一のメンバーで、現在にいたるまで中心人物だった。
突然の訃報はミュージック界やファンに大きな衝撃を与え、キッスのポール・スタンレー、ホワイトスネイクのデイヴィッド・カヴァデール、ジャーニーのニール・ショーン、ピーター・フランプトン、スラッシュ、セバスチャン・バックら多くのミュージシャンから追悼の言葉があがっている。
Ako Suzuki