EMS、メロトロン、CZを新たに加えたソフトシンセバンドル「V Collection 7」発表

ポスト

伝説的なシンセサイザー/キーボードを多数収録するARTURIAのソフトウェア音源バンドル最新バージョンが登場。「Synthi V」「CZ V」、そして「Mellotron V」の3つの新しいインストゥルメントを含む「V Collection 7」が発表された。発売時期、価格は未定。

「V Collection 7」は、伝説的なシンセサイザー/キーボードをひとつのソフトウェアタイトルに集結させたバンドルパッケージ。今回新たに3つのインストゥルメントを追加。モジュラーシンセサイザーの機能をポータブルに凝縮した70年代のEMSのアナログシンセSynthi AKSおよびVCS3を再現した「Synthi V」、80年代のカシオのデジタルシンセCZ-101、CZ-1000を再現した「CZ V」、そして、言わずとしれた60年代のテープキーボードMellotronを再現した「Mellotron V」が含まれる。


▲Synth Vは、70年代のロンドンで生まれたアナログ・シンセ、EMS Synth AKS、VCS3がベース。特徴的なマトリックスパッチベイで、モジュラーシンセの機能をコンパクトに実現。

▲CZ Vは、80年代のカシオCZシリーズ独自のフェイズディストーション(PD)方式をソフトウェアで再現。ウォームなパッド、ナチュラルなパーカッション、SFエフェクトなど多彩な音色を生み出す。

▲Mellotron V。もととなった60年代のMellotronは鍵盤の数だけテープと姿勢ヘッドを本体に内蔵。鍵盤を弾くだけでオーケストラやコーラスのサウンドを手に入れられることで人気を博した。

既存のインストゥルメントもアップデート。「B-3 V」はオーディオエンジンを完全に再設計し、機能も改善。「Analog Lab 4」は、「Pigments」から選択したプリセットのほか、ライブミュージシャンのための新しいライブモードも豊富に取り揃えた。また、ブラウザ・セクションも大幅に改善。サウンドをすばやく見つけることが可能になっている。このほか、すべてのインターフェイスは4K対応で、サイズ変更が可能。V Collection 7ユーザーだけが利用できる600以上のエキサイティングな新しいプリセットを備える。

この記事をポスト

この記事の関連情報