マーキュリー・プライズ、候補作品発表
英国の権威ある音楽賞Mercury Prizeの最終候補12作品が発表された。
◆候補作画像
ジャンルやセールスは関係なく、英国/アイルランドのアーティストによるこの1年の最高傑作を選出する同アワードは、無名のアーティストの作品が選ばれることも珍しくない。2015年は詩人でもあるミュージシャンBenjamin Clementineのデビュー作『At Least For Now』、2016年はグライム・アーティストSkeptaの『Konnichiwa』が受賞した。
今年の審査員には、英国レコード産業協会(BPI)の会長、音楽誌『Mojo』『Q』の編集長、ブロードキャスター、新聞の音楽記者、ラジオDJ、ラジオ局の編成局長などに加え、ジェイミー・カラム、マーカス・マムフォード(マムフォード&サンズ)、Ella Eyre、Lianne La Havas、Jessie Wareらミュージシャンが名を連ねている。
<Mercury Prize 2017>の候補は以下のとおり。
alt-j『Relaxer』
ブロッサムズ『Blossoms』
ダイナソー『Together, As One』
エド・シーラン『÷』
グラス・アニマルズ『How to Be a Human Being』
J Hus『Common Sense』
ケイト・テンペスト『Let Them Eat Chaos』
Loyle Carner 『Yesterday’s Gone』
Sampha『Process』
ストームジー『Gang Signs & Prayer』
The Big Moon『Love in the 4th Dimension』
The xx『I See You』
The xxは2010年、alt-jは2012年の受賞者である。1992年にアワードが設立されて以来、2度受賞したことがあるのはPJ・ハーヴェイのみ。
今年の授賞式は9月14日、ロンドンで開かれる。
Ako Suzuki
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