【インタビュー】ファンキー加藤、ニューSGで「10年前の自分と今の自分でエールを交換しあう」

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今年10周年を迎えるファンキー加藤が、10月19日(水)に7thシングル「走れ 走れ」をリリースする。さらに11月2日(水)には2ndアルバム『Decoration Tracks』のリリース、11月12日(土)からは全国ツアー<HALFWAY STAR TOUR>の開催も決定していて、着々とアニバーサリーイヤーに相応しい精力的な活動を行っているファンキー加藤にインタビューを敢行。シングルに込められた思い、今思うことについて語ってもらった。

◆ファンキー加藤画像

■10周年のアニバーサリーイヤーを締めくくり
■新たなスタートとなる楽曲

──「走れ 走れ」はどんな楽曲ですか?

ファンキー加藤:10年前の自分と今の自分でエールを交換しあう。それが「走れ 走れ」のテーマになってます。今年でデビュー10周年なので、インタビューとか様々な機会で自分の足跡を振り返るそんな機会が多かったんですけど、その10周年のアニバーサリーイヤーを締めくくるシングルとして、制作しました。

──どんな風に聴いて欲しいですか?

ファンキー加藤:聴いて下さるみなさんのそれぞれの人生、日常に当てはめて欲しいです。なので、この楽曲には意図的に空白を残しています。“僕”と“君”というのが、歌詞のいろんな場面で出てくるのですが、“僕”は誰なのか、“君”は誰なのかは聴いて下さるみなさんにお任せしたいと思います。



──デビューから10周年という今、昔の自分と向き合う感じですね。制作時に産みの苦しみはありましたか?

ファンキー加藤:そうですね。楽曲のテーマが見つかるまでは、どうするか悩みましたけど…10年前の自分と今の自分のエールを交換しあうという軸が見つかってからは滞った感覚はなかったです。

──カップリングの「カラフル」についても聞かせてください。

ファンキー加藤:いつもやることなんですが、シングルのリード曲に対して2曲目は似たような色合いの曲は作りたくないという気持ちがあります。「走れ 走れ」があたたかい楽曲になったので、「カラフル」は元気が出るような、そしてライブに行きたくなるような…ライブで歌える楽曲にしたかったというのがあって、そこがこの楽曲のきっかけになりました。

──以前に、インタビュー等で“色々ある人生の方が楽しい”と仰ってましたが、そこからの発想でしょうか?

ファンキー加藤:まさにです。自分自身に言い聞かせるように。後輩から人生相談をされた時にいつもそう答えているのですが、その想いを曲に具現化したらどうなるのかなとずっと考えていて、今回実際にやってみました。

──具体的には?

ファンキー加藤:中学の時に野球部でよく負けていた時の悔しさとか、学校生活での失恋の時の悲しさって、振り返るとすごく素敵な思い出として残っています。だけど高校の時は無気力な3年間を過ごしてしまい、その時の思い出って全くないんです。そんな経験から「無色透明の人生より“色々”とある世界を歩いて行こう」って歌詞が出来たんです。良いことも悪いことも含めて色々あった方が人生が豊かになるのかなと思いますし。

◆インタビュー(2)へ
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