フランスのフェス、イーグルス・オブ・デス・メタルの出演を拒否
フロントマン、ジェス・ヒューズの発言が原因で、フランスのフェスティバルは予定していたイーグルス・オブ・デス・メタルの出演を取りやめた。
◆イーグルス・オブ・デス・メタル画像
ヒューズは10日ほど前に発表された『TAKI’S MAGAZINE』のインタビューで、パリ同時多発テロ事件について「襲撃の最中、イスラム教徒が道で祝っているのを見た。この目で見たんだ。彼らはどうやって、何が起きているのか知っていたんだ? 調整があったに違いない」「(標的となった会場バタクランでは)2人の女性が関与している。会場にいたのに銃撃前に姿を消した。そして、この女性たちは伝統的なイスラム教徒の身なりをしていた」「テロリストがすでに中にいたことは否定できない。銃撃の際、俺は外に出たんだ。バックステージのドアはしっかり開いていた。どうしたら、そうなるんだ?」「アラブの金は汚染物質だ」などと話した。
これを受け、Rock En SeineとCabaret Vertフェスティバルの主催者は金曜日(5月20日)、「ジェス・ヒューズのコメントには全く同意できない」と、イーグルス・オブ・デス・メタルの出演をキャンセルした。
現在のところ、ヒューズやバンド側からコメントはなされていない。
ヒューズは3月、バタクラン劇場の警備員がテロに関与しているはずだとほのめかし、その後、「僕の発言は事実無根で根拠がない。全ての責任は僕にある」と謝罪していた。
Ako Suzuki