マイケル・シェンカー「スコーピオンズには失望した」

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マイケル・シェンカーは、いま、スコーピオンズに対し不信感を抱いているそうだ。在籍時、公平に扱われなかったこと、加入したときの話をゆがめられたことなどにお怒り気味だ。

◆マイケル・シェンカー画像

『Gigs And Festivals』のインタビューでスコーピオンズ時代について問われた彼は、こう話した。「いまになって、わかったことがいくつかある。当時のスコーピオンズのことで、兄にはすごく失望しているって言っておかなきゃな。あの時代、正しくないことがたくさんあったってことに気づいたんだよ。俺は、ほかの連中より7歳若かった。だから、最初からいいように利用されていたんだと思う」

「俺はアルバム『Lonesome Crow』のほとんどの曲を書いた。でも、メンバー全員の名前がクレジットされた。俺が初めて書いた曲は「In Search Of The Peace Of Mind」だった。これもメンバー全員がクレジットされた。俺は音楽に専念していたが、彼らはビジネスに専念していたんだろうよ。どうだかわからないけどさ。でも、あの時代、彼らは曲の作り方を知らなかった」

また、スコーピオンズが活動を休止する前に、彼らとの共演はあり得るかと問われると、こう答えた。「興味ない。俺は自分のことに専念している。うんざりなんだ。彼らには失望した」

「数週間前、スコーピオンズの(アルバム・リイッシュー)ボックスを見た。その中にあったものに、俺は本当に本当にショックを受けた。彼らのことはもう信用できない。『Lovedrive』の話は間違っている。連中は、俺がスコーピオンズに入れてくれとせがんだって書いている。頼み込んできたのは彼らだ。当時すでに、俺はUFOとアメリカでアリーナ・ツアーをやってたんだぜ。信じられないよ。彼らに助けてくれって頼まれたんだ。『Lovedrive』のストーリーは彼らに都合よく書かれている」

「まったく、信じられないよ。あいつら、みんなをおちょくっている。プレイするの辞めるって言いながら辞めない。永遠に続けているだろ」

兄ルドルフは、以前、マイケルとのコラボもあり得ると話していたが、いまの状態では難しいようだ。マイケルは、兄によく似ていると言われると、こう返した。「違いは、1人は演奏ができて、1人はできない(笑)。それで、どっちがどっちだかわかるだろうよ。それか、目を見てみろ。彼の眼はブラウンだ。でも、彼はブルーのコンタクトレンズをつけることで、ごまかせるな。ラドルフはヴィジュアル面でのエンターテイナー、俺はアーティストだ」

Michael Schenker's top 5 tips for guitarists! Read Michael's interview w/ MusicRadar in its entirety: http://bit.ly/schenk5 Photo courtesy of Issa Issa. #MichaelSchenker #Guitar #TempleOfRock

Posted by Michael Schenker's Temple of Rock on 2016年1月19日


Ako Suzuki
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