【ライブレポート】アプガ、日比谷野音でビキニ&泡パのお祭り騒ぎ。観客席からは“七色の虹”
アップアップガールズ(仮)が、7月5日に東京・日比谷野外大音楽堂にて自身初の野外ワンマンライブ<全国47都道府県ツアー2015 ~RUN!アプガ RUN!ダッシュ アプガの夏!野音の夏!~>を開催した。
◆アップアップガールズ(仮) ライブ画像
この日はリハーサル時まで小雨が降っている状態のまま、ライブへと臨むことに。観客も雨に降られたままアプガのライブTシャツの上から透明なレインコートを着る観客や、フードタオルで臨む観客、レインコートに直接(仮)と書き込む強者などそれぞれライブに備える。
ところがカウントダウンがまさに始まったそのタイミングで奇跡的に雨がやみ、アプガのメンバーが法被風の衣装でステージへと登場した。和太鼓のリズムにovertureのSEが流れ、最初から熱気うずまく会場で彼女たちが披露したのは「アップアップタイフーン」。イントロでの佐保明梨の演歌パートを佐保がロング・バージョンで歌いきり、あやうく佐保の一人舞台になりそうなところで佐藤綾乃の渾身のツッコミが入る。「きょうウチら7人が主役だよね!? 今日は7人でこの血と汗のお祭り、思いっきり楽しんでいかなきゃでしょ?! 今日はここにいる全員で最高の祭り作るぞ!」佐藤の煽りにメンバーもアプガファミリー(ファン)も揃って雄叫びをあげ、タオルを振り乱すスタートダッシュになった。
自己紹介を経て、序盤から「全力!Pump UP!!」「リスペクトーキョー」などタテノリ中心の楽曲で体力勝負を挑んでくるアプガに、アプガファミリーも負けていない。森咲樹が特別仕様の大漁旗を振って動き回り、佐保はコラボ自転車に乗ってメインステージを往復。アプガメンバーがメインステージを降りて会場内の通路を一周するとアプガファミリーがそれを熱い応援で迎えた。
また、古川小夏と関根梓はセルフィー(自撮り)棒を手にステージや通路でのセルフィー撮影に挑戦。その場で即座にTwitter投稿を達成した古川と対照的に、機械オンチという関根は「うまく(投稿)できなかった…」と残念そうな顔。そんな関根も曲前の煽りでは「みんな、いい? 今日一日でありあまる魂すべて使い切るんだよ! わかった?! 魂残した人は帰さない。最後まで盛り上がっていくよ!」とアプガファミリーのテンションを押し上げ、「バレバレ I LOVE YOU」「メチャキュン♡サマー(´▽`)ノ」とガーリーなアップチューンで会場を魅了していた。
ここで意外としっとりしたミドルチューンもいけるアプガが繰り出してきたのは、「End Of The Season」。アプガファミリーも落ち着いたクラップとともに彼女たちの歌に聴き入る。続く「夕立ち!スルー・ザ・レインボー」で再びテンポのよい爽やかなパフォーマンスを披露する頃には、いよいよ日暮れ時に。
曲後のMCで森が「だんだん暗くなってきて、皆さんの七色のサイリウムがめっちゃ綺麗なの」と告げると、照明が暗転してアプガファミリーのペンライトの光が観客席一面に浮かび上がる。これにはアプガメンバーも口々に「虹だ!」と感動ひとしお。「この曲は三年前ぐらいにできたんだけど、こんな大きなステージでみんなで歌いたいねって言ってたの。こういう景色を見させてくれて、本当に改めてみなさんのおかげだって歌いながらすごく感動しました」とお礼の言葉を口にした森とアプガメンバーに、観客席からは大きな喝采が上がっていた。
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