Royz、下手ギター和稀が2014年6月11日赤坂BLITZ公演をもって脱退
RoyzのG.和稀が2014年6月11日をもって脱退することが発表された。それに伴い、赤坂BLITZにて急遽ワンマンライヴを開催する。
Royzを応援してくださっている皆様へ
◆ ◆ ◆
昴からのコメントです
先ずは、今回この様な発表で皆を悲しませてしまって本当にごめんなさい。そして直接話せなくて、ごめんなさい。
発表があった通り、下手ギターの和稀が6/11をもってRoyzを卒業する事になりました。
お母様の病状は少しずつ、和稀から聞かされてました。
ただ、この様な緊急を要する状態だと知らされたのは、4/29のコーストワンマンの前々日に和稀が実家に帰った時、お母様の様子を見て少しづつ、気持ちが変わったみたいでした。
正直、、この文書を書いている今も心臓が張り裂けそうでどうにかなりそうなんよね。
震えて文字も上手く打てない。きっと、皆も同じ気持ちやと思う。
未だ、事実を受け入れられて無いと言うか、頭が理解しようとしてくれない。
最後の最後の時まで実はドッキリなんちゃうかって、そう思ってる。そんな自分がいます。
こんな液晶越しの文章で伝えるのが辛い。伝えきれない。苦しい。
でも。皆にはちゃんと伝えないといけないから。想いを綴ろうと思います。
和稀とは五年前、4人で活動がスタートした頃からの付き合いです。
そこから杙凪が加入して、5人になって。殆ど何も知らない奴らが集まって始まったバンド。
チラシの作り方も分からない。そこからのスタートやった。
SEが鳴ってステージに出てみると、フロアにメンバーの数よりお客さんが少ない事もあった。
それでも楽しかったし、この5人なら何処までも行けると本気でそう思えた。
大阪での活動を経て、支えてくれた皆に背中を押してもらい東京に出て来て。
右も左も分からない街での再スタート。始めて事務所に所属して。
思い出があり過ぎて、ここに書ききれないな。
楽しい事、苦しい事、嬉しい事、悔しい事。全部力に変えて皆で乗り越えて、Royzはこの秋5年目を迎えようとしています。
自分達には絶対に関係の無い話やと思っていた。ただ、実際こうなってみると自分の無力さを突きつけられて。
自分から言ってて、当たり前の幸せに気付けて無かったのは、俺だったのかもしれません。
和稀とは一番夢を語る仲で。東京ドームワンマンの時はこうしようとか、ビッグになったらこんな家を建てようとか沢山沢山ドデカい夢を語り合った。
どれだけ笑われたっていい。その無謀な夢も、いつか必ず現実になる。そう思えた。
歌詞にも沢山ある通り、Royzは「夢」を大事にするバンドです。
そしてその「夢」を一つ一つ、支えてくれる皆と叶えてここまで来ました。 きっとその「夢」を諦めると言う決断を下した和稀が一番悔しくて、、一番辛くて、、
だから。俺達は、4人で活動を続けて行く事を決めました。
ほんまは昔からずっと言ってた。“一人でも欠けたらRoyzをバラす”
ただ、こうなった今。そんな無責任な言葉は出てこなかった。
あいつの為にも、応援してくれるみんなの為にも、メンバーの為にも、俺の為にも、Royzの歌の為にも。
Royzを続ける。俺達の出した答えです。
正直不安だらけで、怖い。怖すぎる。
きっとこれから想像以上の困難が降り注ぐと思う。
憶測で無責任な言葉も飛びかうと思う。
ただ、どんな困難も乗り越える。諦めない。それこそがRoyzの強さです。
あいつの分まで、あいつの曲と夢を背負って未だ見ぬステージへ突き進む。
それが、俺達の使命です。
もう沢山沢山泣いたから、俺はその日まで泣かないつもりです。
ホンマに、みんな和稀の事好きなんやなと思ったよ。
最後の時は、どんなにクシャクシャでも良いから。。
皆で今までで一番の笑顔で、和稀を送ってやろうな。
6/11、急ですが赤坂BLITZで和稀の卒業ワンマンをする事に決めました。
急に決まったから来れへん人も多いと思う。ごめん。
ただ、出来るだけ一人でも多くの人に和稀を送ってもらいたいと思ってる。
5人のRoyzを死ぬほど焼き付けて欲しいと思ってる。
和稀へ。照れ臭いからここで言うな。笑
どんなアーティストを聞いても「やっぱ昴の声が一番やな!」
いつも和稀はそう言ってくれるな。だから俺は和稀が卒業しても、この声と応援してくれるみんなと和稀が守って来 たものを、そしてRoyzを守り続ける。約束する。だから和稀も頑張るんやで。
よし!行くか。最初、弱音言ってごめん。俺がこんなんでどうすんねんな。
みんなの事引っ張っていかなあかんのにな。もう大丈夫。心配かけたな。
5人で立てる僅かなステージ、一日の一瞬。しっかりと胸に刻み込もうと思ってます。
Royz 昴
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杙凪からのコメントです
急な発表でごめんね。
本人から話を聞いた時、何故か冷静でひき止める事ができませんでした。
約5年間ほぼ毎日一緒にいればその意思のかたさも伝わるし、
家庭環境も知ってるからこそ、メンバーがどんな話をしても本人の気持ちは揺るがないだろうなって。
わがまま言っていいなら、失う物が多くても大きくても5人で頑張っていこうぜって言いたいけど、
和稀には和稀の人生があって、苦渋の選択だったと思うけど家族を選んだ人間に
そんな無責任な事は言えなかったね。
この5人じゃないとRoyzじゃないって昔から言ってた言葉だけど、
残りのメンバーは4人でもRoyzを続ける事を決めました。
いざこういう状況になった時に、今ここで解散する事が正しいのか?って問われるとそうは思えなかったかな。
正直自分自身が納得してない部分も多いんだけどね。
Royzがここで終わっちまうようなバンドだとこれっぽっちも思ってないし。
絶対に最高のツインギターになってやろうぜ!って言い続けてきた夢も諦めなきゃいけないし、
Royzのギタリストとして片腕失ったようなものだし、悔しい気持ちでいっぱいだけど、
自分はこんな事では負けません。負けたくないし。
メンバーにとってもみんなにとってもこれは試練だと思うんだよね。
みんなで乗り越えて今よりももっともっと深い関係を築いていきたいな。
Royzはまだまだ突き進んで行くので、これからも応援よろしくお願いします。
Royz 杙凪
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和稀からのコメントです
この度、私、Royz和稀はRoyzを脱退することとなりました。
本当に突然の話で、今まで応援してくれていたファンの皆様、
関係者の皆様、バンド仲間のみんな、そしてなによりメンバーには申し訳ない気持ちでいっぱいです。
Royzの前のバンドで一緒だった智也と構想を練り、
mixiで公大と昴と出会いRoyzの活動を始め、杙凪と出会い5人で約5年活動してきました。
これまでたくさんの方々と出会い支えられ、良い時も悪い時も多くのことを経験してきました。
1日1日の中で、音楽の力を信じ、Royzのメンバーとして大好きなギターを通じ、
常に誰かの傍に寄り添えるような音楽を目指しライブ活動や制作活動を行ってきました。
そして、これからもそういう日々が続いていくと信じていました。
そんな中、母親の病について聞かされました。治療することが出来ない難病です。
そして父親が付き添い続けることが困難な上、家族以外と接した場合パニックのような症状に陥ることがあり、そのストレスが病状を更に悪化させています。
自分はひとり息子で、それを知りつつこれまで通りバンド活動を続けて行くことは厳しいと判断しました。
活動前に描いていた夢を1つ1つ目標としてみんなと共に歩んできたバンドを脱退することはとても悔しく、今でも現実を受け入れきれてない自分がいます。
しかし自分にとって家族とはとてつもなく大きな存在であり、自分の下した決断に迷いはありません。
5年間続けてきたことを終わりにすること、応援してくれた皆様との時間、そして心から愛せたバンド、考えたら悔しくて悔しくて堪りません。
Royzで過ごした5年間は、思い返せば、すごくたくさんのことが詰まっていて、
貴重な時間であったと共に多くの成長をさせてもらいました。
たくさん支えてくれたファンの皆様、育て背中を押してくれた大阪の皆様、
東京へ出て未熟な自分に、いつも本気で指導し多くの愛情をくださった己龍さん、
コドモドラゴン、社長、事務所スタッフ、スタッフの皆様、仲間として時間を過ごした友人のバンドマン、
そして常に共にあったメンバーをはじめ、関わってきた全ての方々に感謝しています。
最後のライブとなる6月11日の公演へ向け、残り6本のライブ、1つ1つを噛み締め、全身全霊で挑みます。
どうぞ最後までよろしくお願いします。
そして、自分のせいで厳しい状況になる中、4人で続ける決断をしてくれた今後のRoyzへのこれまで以上の応援をどうかよろしくお願い致します。
Royz 和稀
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公大からのコメントです
この度、和稀が6/11の赤坂BLITZにて脱退することが決まりました。今回の脱退について沢山の憶測が生まれてしまうと思ったので許される限り、正直に綴っていこうと思います。
まず和稀の家庭のこと。母親の病気の件については去年の日本青年館のツアー時に本人の口から話されました。
その時、和稀本人はRoyzを一番に考えたいと言っていました。
しかし少し前、和稀が実家に帰った時に母親の病気が悪化していく姿をその目で確かめ、本人の中で家庭のためにバンドをやめて実家に帰りたいという気持ちが生まれました。
当然のことですが、和稀は簡単に辞めることを決断したわけではありません。
僕は和稀との喧嘩はメンバーで一番多かったです。時には本気でキレることもありました。
それは全てRoyzの活動と未来を良くしていこうという意見と意見のぶつかり合いの結果に起こったことだったし喧嘩した分、
僕にとって和稀は大切な存在だったし和稀がRoyzをどれだけ愛していたかも知っています。
その沢山沢山Royzを愛していた彼が自分自身で決めた脱退をどうかご理解ください。
何故、メンバーやスタッフは和稀の脱退を止めなかったのかと思う方も中にはいると思います。
けど昴も杙凪も智也も事務所の方たちも時には泣いて、時には怒って寝る時間を裂いてでも尚、とにかく、なんとか出来ないかと動いてくれました。
しかし和稀が決めた“Royz脱退”を変えることは出来ませんでした。
こんな形で終わるのは凄く悔しいですがそれでも和稀本人が決めたことを尊重したいと思っています。
5人のRoyzを支え愛してくれたファンのみなさん、
わがままな要望のために寝る暇を惜しんでいつも叶えてくれたスタッフの方々、
そして6年の時間以上の想いや大切なことを僕に教えてくれた和稀へ、本当にありがとうございました。
最後に、この和稀脱退を機にこれから他の4人はどうなるか、これからの未来を少しだけ話します。
和稀脱退が決まったとき僕はメンバーに解散の話をしました。
全員の想いを聞きたい。その中で一人でも続けていけないっていう気持ちがあるならRoyzを終わりにしようって。
何故、解散という話が出たかというと“昴、杙凪、和稀、公大、智也、5人でRoyz”そうメンバーで硬く誓っていたからです。
だから今回は本当にRoyzを失う思いでその場にいました。
けど一番初めに昴が口にしたのは続けたいという言葉でした。そして杙凪、智也もRoyzが始まり何もないところから、現在の事務所に出会い、
今では沢山のファンの方々がいるこれ以上、何も離してはいけないし守りたいと。だから4人になっても歩いていくことを決めました。
このブログを読んでる人たちみんなへ
悲しい気持ちも辛い想いも全て僕にぶつけてください。全て受け取ります。だからその分、これからの未来では笑ってほしいです。
明日から僕はみんなに一日でも早く笑ってもらえるよう活動します。
どんな状況になってもそうあり続けますし、Royz公大はここで終わるわけにいかないんです。これからのRoyzをどうかよろしくお願いします。
Royz 公大
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智也からのコメントです
この度下手ギターの和稀が家庭の事情により脱退ということになりました。
最初話を聞いた時は全然信じれなかったし、これからRoyzどうなるんやろ。とも思いました。
和稀とはRoyzの中でも一番付き合いが長いし、初めて音楽性や考え方が一緒で自分の求めてるバンドが出来ると思って第一歩を二人で立ち上げたし、今までもメンバー同士すごいいい刺激を受けたり与えたりしてきました。
実際メンバーが脱退するとか考えたことも無かったし、こうなった時にどうしたらいいかとかもわからなかったんですけど、
メンバーで1人1人の意見を聞きつつ相談した結果、4人体制でバンドを続けるという結果になりました。
解散とかの話も出たんですけど、自分的にバンドとして夢を追いかけるのは今のバンドが最後だって思ってたし、
5人じゃないと嫌だ!って気持ちももちろんあるし、
でもやっぱりRoyzでやり残したことも多いし今ここで解散したら後悔しか残らないと思ったし、
今解散となるとRoyzを支えにしてくれてる人はどうなるの?と思った結果4人とも同じ方向の答えになりました。
和稀が脱退することは本当に悲しい事ですけども、和稀自身もずっと考えて出した答えだし、
これからに関しても「俺が抜けてからも出来れば4人で続けて欲しい」
と言ってくれたので和稀の為にも自分の為にもファンのみんなの為にも
これからは今まで以上に気合を入れてバンド活動に取り組みます。
新体制になって何かと混乱などあるかもしれませんが、これこらもRoyzをよろしくおねがいします。
Royz 智也
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代表からのコメントです
今回Royz下手ギターの和稀が脱退すると
急な発表になった事を非常に申し訳なく思っています。
事情を説明すると、先日和稀より母親の容態があまり良く無いと相談がありました。
そして、和稀からバンドを辞めて実家に帰り母親に付き添いたいとの申し出がありました。
その報告を受けて再度和稀に確認をしました。
世の摂理として親は子より先に先立つ物だし、
これは皆いつかは迎える事なので、
和稀は和稀の人生を送るべきなのではないかと・・・。
バンドを辞める事と、実家に帰り母親に付き添う事どちらか選ぶなら、
どちらが自分にとって後悔をしない選択なのかと・・・。
和稀の意思は、どちらも後悔すると思うけど、
今母親に付き添わない事が人生において一番後悔する事だと告げられました。
少しずつ脳の機能が低下していく病気のようで、
もしかしたら1年後、もしかしたら5年後、はたまた10年後 進行速度は人それぞれ違うので、いつどうなるとかは分かりませんが、
付き添える間は付き添いたいと言うのが和稀の思いです。
バンドを辞めて実家に帰って来て欲しいと家族も望んでいる事、
和稀本人もバンドを辞めて実家に帰る事を望んでいる事を告げられ、
それ以上僕に引き止める権限は無いと思い、和稀本人の意思を尊重する事にしました。
僕自身個人の意見を言えば決して納得の出来る事ではありませんし、
今まで一緒に頑張って来た仲間であり家族だと思っています。
Royzに付き添って来たスタッフも皆同じ気持ちで納得は出来ていません。
でも和稀の人生は誰の物でも無く、和稀自身の物なので、
和稀自身が決める事だと思うし、誰かに無理やりやらされても必ず後悔すると思うのです。
この問題は、どちらが正解とかは無いと思うのです。
人それぞれ生まれた環境も違えば、考え方も価値観も違うわけで、
そこで自分の考えを押し付けるのは違うと思いました。
僕自身も今まで自分の事は全て自分で決めて生きて来ました。
それは自分で選んだ道が一番後悔しない事だと思うからです。
残されたメンバー4人とも話をしました。
メンバーの口から出た言葉は、和稀が辞めることに納得は出来ないけど、
和稀本人が選んだ道なのであれば、和稀の意思を尊重してあげたい。
メンバーにとって不本意だけど4人になってもRoyzを続けて行きたい。
和稀からも自分が抜けてもRoyzを残されたメンバーで続けて欲しいと言うのが、
メンバーそれぞれの答えでした。
これを読んで今回の件を納得して下さいと言う意味では無く、
和稀本人が悩み苦しんで出した答えなので、
その答えを少しだけでも尊重してあげて欲しいと思います。
納得出来ないのは、スタッフもメンバーも同じ気持ちです。
Royz和稀は、6/11を持ってRoyzを脱退しますが、
残された時間を精一杯過ごし和稀を送り出してあげたいと思います。
今回は突然な残念なお知らせになり本当に申し訳御座いませんでした。
まだ何も決まってませんが、今後のRoyzの活動は4人で予定通り行ないます。
残されたメンバーの将来、和稀のこれからの人生、
これからはそれぞれを応援して頂ければ幸いです。
株式会社ビーフォレスト
代表取締役 大森祐輔
◆ ◆ ◆
<Royz OnemanLive「Royz」>
2014年6月11日(水) 赤坂BLITZ
open 18:00 / start 19:00
前売り:¥4,500 / 当日:¥5,000
※入場時ドリンク代別途必要
◆Royzオフィシャル・サイト
◆BARKS ヴィジュアル系&VROCKチャンネル「VARKS」
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