ラット、スティーヴン・パーシーが脱退
ラットのフロントマン、スティーヴン・パーシーがバンドを脱退した。
◆ラット画像
Blabbermouth.netによると、スティーヴン・パーシーは木曜日(4月24日)以下のような声明を発表したという。「30年間ラットというバンドを創ってきて、また、真のブラザー、ロビン(・クロスビー/ギター)を失い、俺個人もバンドと袂を分かつときが来た」
「絶えないいざこざ、解決されないビジネス、公共の場での個人攻撃/脅し、そして何よりもファンを軽視する態度により、俺は正式に彼らとはもう関わりを持たないことにした。俺が創ったレガシーや音楽にはとても満足しているし誇りに思っている。この音楽は、俺らがいなくなった後も生き続けるだろう」
「俺は誰にもなんの負い目も感じていないが、この30年間パーティーに参加してくれたみんなには心から感謝している。とてつもなく長いこと暗雲が立ち込めていたとしても、幸い、人生は続くし、俺が作った音楽はこの先も聴き続けられていくだろう」「俺は個人的に音楽を作り、ライヴをやり続けていく。そこで会おう」
ラットは最近、スティーヴン・パーシーの姉妹が亡くなったことで、予定されていた<モンスターズ・オブ・ロック・クルーズ>への出演をキャンセルしていた。
バンド側からまだ正式な発表はなされていないが、ドラマーのボビー・ブロッツァーはFacebookにこんなメッセージを掲載している。
「ラット・ファンと友人達へ。俺らの個人的な世界やトラブルに巻き込んでしまって申し訳ない。バンドが人質に捕られる危機には毎年直面している」「俺とスティーヴンは07年に彼が復帰して以来、いい関係だった。彼が毎年、辞めると言い出す以外は」「ラットは俺の人生であり、この母艦のためなら俺は死ぬ気で戦う」「だから、近いうち何が起こるか見ていてくれ。ラットは、それぞれのパーツを組み合わせた以上にビッグだ!」
また、スティーヴン・パーシーは脱退後のインタビューで、もう自分はラットでプレイすることはないが、契約が残っているアルバムの制作には関与するつもりだと話している。
Ako Suzuki, London
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