スティーヴン・パーシー「ラットのアルバムはオリジナルでなければ意味がない」

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ラットのフロントマン、スティーヴン・パーシーは、クラシック・ラインナップでないならラットのアルバムを出したくないという。

◆ラット画像

パーシーは先週、米SiriusXMの『Trunk Nation With Eddie Trunk』で、「俺は、オリジナルの連中なしでラットのアルバムは出したくない。意味がないだろ」と話した。*彼の言う“オリジナル”とは、デビュー時のラインナップ──パーシー(Vo)、ロビン・クロスビー(G)、ウォーレン・デ・マルティーニ(G)、フォアン・クルーシェ(B)、ボビー・ブロッツァー(Ds)のこと。

「俺はロビンが脱退したとき、俺らは方向性に関し大きな要素を失ったことを受け入れた。彼はこのモンスターを創り上げる上で俺の右腕だった。彼が去ったとき、俺らに変化があることはわかってた。クールだよ。素晴らしいことだ。でも、メンバー・チェンジを繰り返していて、それでも本物だって見なせるのはどこまでだ? 完全に別物になるなら、俺はオリジナル・バンドでアルバムを作るね……それが実現できるのであれば」

クロスビーは2002年に亡くなっており不可能だが、ウォーレン・デ・マルティーニおよび2014年に対立しバンド名の使用を巡り訴訟にまで発展したボビー・ブロッツァーとは連絡を取り合っているという。「俺はボビーと話してるよ。ボビーと俺は愛憎半ば、兄弟のような関係だ。俺らは連絡を取り合い、ポジティブなことを話してる。彼はまだ興味を持ってる。ウォーレンも同じだ。人生は短い。憎しみはいいことじゃない。コミュニケーションはある。でも、いまは何も言えない」

ラットはライヴ活動は行っていても、アルバムは2010年の『Infestation』以来発表していない。

Ako Suzuki
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