DRADNATS、横山健プロデュースで3rdフルアルバムを3月にリリース

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DRADNATSがPIZZA OF DEATHへ移籍、3月5日に3rdフル・アルバム『MY MIND IS MADE UP』をリリースすることが発表となった。

◆DRADNATS 画像

2005年に結成したDRADNATSは、これまでにフルアルバム2枚、シングルを1枚をリリースしている3ピースメロディックパンクバンドだ。注目は彼らのバンド名にある。“DRADNATS”というスペルを前後逆にすると“STANDARD”となり、これは彼らが敬愛するHi-STANDARDの名前をもじって付けられたのである。そんな彼らにとって、PIZZA OF DEATHからのリリースは感慨深いもの。

さらには、約2年半ぶり3枚目となるアルバムのプロデュースを手がけたのは、PIZZA OF DEATH代表であり、Hi-STANDARDメンバーの横山健だ。横山にとっては、自身がメンバーとして参加するバンド以外のアルバムプロデュースはHAWAIIAN6の『ACROSS THE ENDING』以来、約10年半ぶり。過去にHusking Bee作品も手がけた経験を持つ横山健だが、結果、これらプロデュースは2つのバンドの大躍進のキッカケにもなっている。もちろんDRADNATS自身もこれら作品から大きな影響を受けていることから、今回のプロデュースをオファー。そして生まれた作品が『MY MIND IS MADE UP』である。

アルバムに収録された全14曲は、タイトルが示す通りバンドが腹をくくって臨んだド直球なメロディックパンク。US直系のパンクサウンドとメロディーといった彼ら本来の持ち味に加え、横山健の手によってその音にさらなる魔法がかけられた。メンバー自身、「メロディーとコード進行、リズムパターン、そして曲の構成など様々な面でアドバイスが活きた」と語っているように、メロディーを核として、楽曲に勢いと深みをもたらしたプロデュースワークは、これぞメロディックパンク!な彼らの最高傑作として仕上がった。

リードトラック「Good Morning And Good Night」をはじめ、アルバムには「Footsteps」や「Sign」のような疾走感溢れるサウンドに泣きのメロディーを利かせた楽曲が多くを占める。その一方で、インタールード的なハワイアン風の「#Summer Days」やアコースティックチューン「My Very First Love」など多種多様な楽曲が収められていることもこのアルバムを輝かせる要因となった。とりわけ、「Bright Star」や「Like Flower」などで顕著なセンス溢れるテンポチェンジは技ありのひと言。メロディックパンクの見本のような1枚は聴き応え十分だ。

「我慢の時だった」と、ここ1~2年を振り返りメンバーは語っている。その鬱憤を爆発させるように、レコ発ツアーも全国津々浦々で行うことが予定されている。


■DRADNATS「Good Morning And Good Night」試聴URL
https://soundcloud.com/pizzaofdeath/drad-goodmorning/s-48E06

■3rdアルバム『MY MIND IS MADE UP』
3月5日発売
PZCA-64


◆DRADNATS レーベルサイト
◆『MY MIND IS MADE UP』特設サイト
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