TULIPの上田雅利、30年以上の時を経て『Blue Gray』を再リリース

ポスト

TONYのアルバム『Blue Gray』が初CD化されて再リリースされることになった。

◆上田雅利、TONY画像

30年以上の時を経て発売されるこの作品は、TULIPのドラマーとして、また数々のユニットやセッションで活動する上田雅利がリーダーを務めるバンドTONYによる唯一のアルバムであり、1980年代に流行したTOTOやボズ・スキャッグスからイメージされるAORサウンドをとりいれた意欲作だ。リゾート感たっぷりの爽やかなコーラスも印象的な好作だが、その後なぜかCD化が叶わず、チューリップのファンの間でも長い間、入手困難な幻の作品とも言われていた。

TONYのメンバーは、上田雅利(Dr)、加瀬田靖(G)、西村昌敏(B)、佐藤真紀(Vo、G)の4人。また、ゲストとしてアコースティック・ギターで姫野達也(TULIP)が参加しているのも話題を呼んだものだった。上田雅利は、ドラムはもちろんリード・ヴォーカルから作詞/作曲、コーラス・アレンジまでをも担当していた。現在においても自身のソロ・ライヴでは『Blue Gray』の中からのナンバー「ビコーズ」もずっと歌い継いでいる。ベースの西村昌敏(現:西村麻聡)は、現在はフェンス・オブ・ディフェンスで活躍中だ。

なお今回の初CD化にあたり、オリジナル収録曲10曲に加え、シングル・カップリング曲や未発表曲を加えた全16曲が収録された完全盤となっている。

10月からは全国5ヵ所を回る上田雅利ソロ・ツアー<Martinton 2013~I'll Follow The Sun>がスタート、ロック・スピリッツ溢れるドラミングとボーカリストとしての歌心がじっくりと堪能できるステージを展開している。

TONY『Blue Gray』
2013年11月9日発売(オリジナルリリース日 1981年6月5日)
XQFP-1025(NKCD-6645)
1.フィジー
2.ひと夏のスクリーン
3.ラスト・ダンス
4.1964
5.ブルーグレイ
6.シャイニング・ディ
7.ビコーズ
8.トワイライト・フリーウェイ
9.ウィンディ・シャワー
10.VEGA Ⅱ
11.インディアン・サマー
12.VEGA
13.Take Off The City
14.素顔のままで
15.Sea Wind
16.茶色の毛の犬(未発表曲)

<Martinton 2013~I'll Follow The Sun~>
10月5日 吉祥寺STAR PINE'S CAFE
10月14日 福岡Gate's7
10月27日 名古屋TOKUZO
11月3日 大阪 OSAKA RUIDO
11月10日 仙台 LIVE HOUSE enn2nd

<Martinton 2013 Christmas~Stardust Winter Solstice Date~>
12月22日 二子玉川 KIWA

◆上田雅利オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報