GACKTが小学校で特別授業。「大切なのは、なれるかどうかではなくこうなるんだと決めること。」

3月19日、埼玉県草加市立青柳小学校にGACKTがサプライズで登場し、6年生73名を前に特別授業を行なった。

◆GACKT 青柳小学校での特別授業の画像

同校では、6年生に「将来の夢を持って欲しい」という目的から、自分が興味を持った職業について調べて、実際にその職業に就いている人に手紙を出して来校してもらい、話を聞くという特別活動授業を行っている。今回、女優になりたいというある女子生徒の手紙がきっかけで夢の特別授業が実現した。

GACKTといえば、アーティストワークのひとつとして「未来ある子供達の背中を押す」ということを掲げており、毎年高校の卒業式にサプライズで登場し、卒業生に熱いエールを贈っていることはおなじみ。そんなGACKTだからこそ「たとえ規模は小さくても、これから新しい未来を歩いて行く子供達にどんな形でもエールを贈れるなら」と、この手紙に応えることを決めたという。

当日の6時間目。突然現れたGACKTの姿に教室内は大歓声が沸き起こり一時騒然となった。落ち着きを取り戻した教室で、GACKTはやさしく、そして丁寧に話を始める。身体が弱くてほとんど学校へ行けなかった子供時代。生きる意味を見出せなかった少年時代に、ある人との出逢いがきっかけで考え方が180度変わったこと。ミュージシャンになる前は学校の先生になりたかったこと。などなど……。

そして本題。「どうしたらなりたい職業に就けるのか？」「夢を叶えられるのか？」と言う問いに対して、GACKTはホワイトボードを使ってわかりやすく説明していく。

「まず、一番最初に決めなきゃいけないのはゴール。そうなるためには何が必要なのかを逆算していくこと。すると今、何をしなければいけないのかがわかってくるはず。大切なのは、なれるかどうかではなくこうなるんだと決めること。夢はエネルギー、夢のない人間は未来を歩いていけないんだ。大きく夢を持つこと。そして自分の夢の設計図は自分で作ること。この考え方さえ出来れば、君たちの夢は必ず叶うから。」

その後の質問コーナーも含め当初45分の予定だった授業は90分にもおよび、最後は生徒たちと記念写真を撮り、生徒たちに名残り惜しまれながらGACKTは教室を去っていった。生徒たちには卒業間近のビッグサプライズプレゼントとして、この日のことは心に刻まれたに違いない。

そんなGACKTは約4年ぶりとなるライブツアーが決定している。5月より全国21カ所をまわるこのツアーは＜THE BEST OF BEST vol.1＞と題され、1999年のソロデビューから現在までのGACKTの歴史を振り返る初のベストツアー。ファンの期待も高まるばかりのスペシャルなライブとなる模様だ。チケットは3月30日より各プレイガイドにて一般発売が開始となる。

◆VARKS
◆GACKT オフィシャルサイト