【イベントレポート】TVアニメ『トータル・イクリプス』ミニライブでayami、涙のデビュー「今日のこの気持ちを忘れずにまっすぐ歌っていきたい」

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11月28日に発売された栗林みなみ「Doubt the World」と、ayami「Revise the World」(それぞれTVアニメ『トータル・イクリプス』の新OPテーマ / 新EDテーマ)の発売を記念したミニライブイベントがニコファーレで行なわれた。

ageファンクラブの会員から抽選で選ばれた150名が会場を埋める中、イベントは、TVアニメ『トータル・イクリプス』新オープニングのノンテロップ映像が流れた後、栗林みな実が登場。360度のLEDスクリーンに流れる『トータル・イクリプス』アニメ映像の中で「True 4 Eyes ~Chase of Tactical Surface Fighter : Remix Ver.」を歌唱。会場内とニコ生のコメントは、一気に盛り上がりをみせた。

歌唱終了後、「こんばんは。よろしくお願いします。ニコファーレは初めてなんですけど、ぜんぶ画面ですごいですね!」と、栗林みな実。さらにこの日、デビューとなるayamiも登場し、「よろしくお願いします。」と、挨拶。

MCを務めたニッポン放送の吉田尚記アナウンサーに「栗林さんはニコファーレは初めてとのことですが、歌ってみてどうでしたか?」と聞かれ、栗林は「アニメの世界に入ったみたいで、とてもうれしいです。」と、笑顔を見せた。

  ◆  ◆  ◆

── 今回の楽曲の聴きどころは?

ayami:
切ないんですけど曲調は温かい感じの歌で、『トータル・イクリプス』の世界観やキャラクターの気持ちを表現しようと思って歌いました。

栗林:
歌う時は、曲がかっこいいので曲のかっこよさを伝えたいと思ってました。そして攻める気持ちで歌いました。

── ミュージックビデオの見所や撮影秘話はありますか?

栗林:
PVでは2つのモードを演じているのですが、1つ目のモードの撮影の時は、光を見ると大変なことになるので見ないでねと言われたので、カメラだけを見て表情を作ってがんばりました。もう1つの白いモードの時は、白の世界からグレーの世界へ倒れていくっていうシーンがあって、撮影ではめっちゃ倒れたんですけど、スタッフさんに倒れ上手と言われました。

── 恐くなかったですか?

栗林:
昔、高いところで倒れるという仕事をしたことがあったので、地上で倒れるくらい平気だなって思いました。いいものを作りたいと思っていたので、恐さは感じなかったです。

ayami:
PV撮影は、すごく楽しかったです。ウチ(私)も2つのモードがあって、1つはオーケストラの中で歌う壮大な感じで、もう1つは白い世界になってます。白い世界の撮影では、青色の涙を流すシーンがあって青い液体を顔にスポイトでたらしてもらって、撮り直しがあんまりできなくて失敗できないので、現場の空気が凍ってました。

── では、あのPVの映像は1発目(1発撮り)の映像なんですね?

ayami:
本当は1発勝負のはずだったんですけど、PV2発目の映像です(笑)

── ayamiさんは、CDデビューと同時に『トータル・イクリプス』の中で声優デビューもされていますが、どうでしたか?

ayami:
一緒にアフレコやっていただいている先輩方に、やさしく教えてもらっています。

── 先輩の誰が優しいですか?

ayami:
生天目さんとか、中原さんとか小野さんとか、みなさん優しいです。

── 今日発売になったふたりの楽曲は、TVアニメ『トータル・イクリプス』の主題歌ですが、ふたりが作品を見てすごいと思ったシーンや印象に残ったシーンを教えてください。

栗林:
いま頭に浮かんだのは、唯依がユウヤに肉じゃがを作るシーンです。それまで唯依はずっと“人のため”に生きてたんですけど、そのシーンから自分の感情が出始めて、表情とかもいいなって思います。あと、その肉じゃがの隠し味がコショウって言ってたんですけど、コショウって肉じゃがに入れるんですか? そこがすごく気になりました! いいシーンはみなさん分かってると思うんで、あえて言わずにいます。

ayami:
まだウチ(私)も成長段階なんですけど、TEのキャラクターもどんどん成長していってるところが好きです。

── ayamiさんもいろいろがんばっているんですか?

ayami:
はい。いろいろ前向きにがんばってます。

── 今回の曲は、アニメの20話からのOPEDということですが、これから先のお話とかふたりは知っているんですか?

栗林:
小説は知っているんですけど、アニメがどうなるかは教えてもらっていないので、楽しみです。

ayami:
ウチ(私)も小説の最後は知ってるんですけど、アニメはアニメ限定の登場人物がいたりするし、どうなっていくかは分からないです。

  ◆  ◆  ◆

トークコーナーの後は、再びライブ。ayamiは、「Revise the World」のカップリング曲「Deep side distance」を含む2曲を、栗林みな実は「Doubt the World」を含む2曲を『トータル・イクリプス』の映像とコラボしながらパフォーマンスした。

そしてエンディング。あらためて今日の感想を求められると、栗林は「私は、今日ayamiちゃんと一緒に仕事して初心に戻りました。私は、アニソンシンガーをやらせていただいているのですが、アニメを作って下さる方がいて、私はステージに立てると思っているので、その感謝の気持ちを忘れずにいたいと思いました。」と、コメント。一方のayamiは、「今日、デビューを温かい皆さんと迎えられたのがうれしいです。応援してくださる方や、スタッフさん家族に感謝しています。今日がスタート地点だと思っています。これからがんばっていきますので、応援よろしくお願いします。」と、抱負を語った。

さらにayamiは、最後にみんなに聞いてほしい、と、今の気持ちを(「ここでは泣かない!」と決意しつつ)涙ながらに語る。

「「Relayers」という曲で『マブラヴ』シリーズという作品に出会えて、今日のデビューを迎えたのですが、実はウチ(私)は13歳から6年間ずっとレッスンをして下積みをしていて、でもデビューできなくて、くじけそうになったこともあったんですけど、今日やっとスタート地点に立てて、これからも辛いことや大変なことも多いと思うのですが、今日のこの気持ちを忘れずにまっすぐ歌っていきたいと思うので、これからもよろしくお願いします。応援してくださる方やスタッフの皆さんや家族に感謝しています。」── ayami

そしてayamiの「Revise the World」。涙がこぼれそうになるのを堪えながら、堪えきれずにまつ毛を濡らしながら彼女が歌い上げると、会場からは温かい拍手と歓声が巻き起こり、イベントは感動とともに幕を下ろした。

なお、2月11日には『トータル・イクリプス』のスペシャルイベントが日本武道館で開催される。

「TEはマブラヴシリーズで初めてのアニメ化で、私自身もやっとだって思うほどずっと待っていて、その作品のライブイベントなので、心をこめて歌いたい。みんなの気持ちを背負って歌いたいと思います。」── 栗林みな実

「TEに出会えて感謝の気持ちですごくいっぱいなのと、少しでも成長したウチをお見せしたいなと思っています。」── ayami

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