ローランドから映像編集に必要なソフト/コントローラー/素材をワンパッケージ「ビデオキャンバス DV-7G」登場、発表会には「R-MIX」も
ローランドは、パソコンで簡単にハイビジョン・ムービーを編集できるよう、映像編集ソフトウェア、専用コントローラー、そしてロイヤリティフリーの映像や音の素材をワン・パッケージにした「ビデオキャンバスDV-7G」を発表、2011年10月13日より発売する。9月15日に行われた発表会では注目のオーディオ・プロセッシング・ソフト「R-MIX」についても紹介した。
「ビデオキャンバスDV-7G」は、パソコンさえあれば、だれでも簡単にハイビジョン映像の編集が楽しめる製品。ビデオ愛好家の趣味の作品づくりから、ビジネスでのプレゼンテーション、バンドのオリジナルビデオクリップ、学校行事のビデオ制作など、あらゆる映像編集ニーズに応える内容となっている。
映像編集ソフトウェアには、映像編集機として定評のあるデジタル・ビデオ・ワークステーション「DV-7DL」のノウハウを継承。一画面で完結するわかりやすい操作画面で、直感的な映像編集が可能だ。ホビーやビジネスの作品づくりに便利なテンプレート「スタイルサンプル」が10種類付属しているのもポイント。用意されたテンプレートから、写真や映像、タイトルテキストを差し替えていくだけで映像作品が完成させられる。発表会では、美容室の紹介ビデオのテンプレートを用い、リゾートホテルの紹介ビデオを作るというデモが披露され、そのカンタンさがアピールされた。
専用コントローラー「EC-1」の付属も大きなウリ。タイムラインの拡大・縮小が行えるタイムライン・ズームフェーダー、位置をフレーム単位でスムーズに移動できるジョグ・ダイヤルと早送り・巻き戻しができつシャトル・リングが一体となって装備され、直感的な作業が行える。外部マイクが接続きるほか、内蔵マイクも搭載。ナレーション録りがカンタンにできるのも大きな魅力だ。
さらに作品づくりに欠かせないロイヤリティフリー素材が多数付属するのも見逃せない。ハイビジョン動画120以上、静止画530以上、音楽・効果音190曲以上、イラストなど340以上を用意。追加素材が必要な場合は専用サイトからダウンロード購入することも可能となっている。そして、ビデオ編集は初めて、という人にはDVDマニュアルの同梱や、オンラインセミナーが用意されるのもが心強いところだろう。
▲マイク内蔵でナレーション録りもカンタンなコントローラー「EC-1」。画面はバンドのミュージッククリップ制作の実演の模様。
発表会では、映画監督の大林宣彦氏がビデオメッセージを寄せ、「子どもの頃、活動写真は僕にとって”世界”だったんです。世界の夢がそこにあった。そして今、このビデオキャンバスには”全宇宙”がつまっている。この宇宙で発見したり、学んだり、作品づくりの喜びを感じでほしい」とコメント。また、ゲストとして登壇した日本映像ネットワーク顧問の松本豊美氏は、「待ちに待ったハイビジョン編集機」「高齢化で最新のビデオ編集についていけない、やめた、という層を救うことができる製品」とコメント。このほか、ゲストによる動画投稿サイトへ利用、バンドのミュージックビデオクリップの制作の実演などもプレゼンされた。
■V-Remastering、R-MIXについても紹介
さらに発表会においては映像制作に活用できる技術として、同社が開発した「V-Remastering」技術を紹介、搭載ソフトウェアとして「R-MIX」についても言及された。「R-MIX」は、オーディオ信号を音の高さ、定位、音量に分解してグラフィカルに表示、音質を保ったまま任意の一部を抽出したり消去することができる「V-Remastering」技術と、音程と時間、フォルマントをリアルタイムにコントロールできる「VariPhrase」技術をベースとしたソフトウェア。収録映像の音声のノイズ除去、特定音の抜き出し、残響音の再調整などに活用できることがアピールされた。「R-MIX」は12月中旬発売、価格は20,000円前後を予定。iPad版もリリース予定(発売時期、価格未定)で、こちらは再生専用でファイル保存は不可、VariPhraseにも対応しないとのこと。
この技術は、発売予定のターンキーシステム「DV-7HD」(参考出展)に搭載されるのをはじめ、今後リリースされる映像関連製品にも取り入れていくとした。「DV-7HD」は、ブルーレイディスクドライブ、アナログ/デジタルの各種入力、HDDカートリッジを搭載、専用コントローラーを付属したパソコン。発売は2012年初頭を予定、価格は未定。
▲R-MIXの画面。オーディオの音程や定位などをグラフィカルに表示。右上は指定部分のみを再生中、下は指定部分以外を再生中。しっかりとねらった音の消去・抜き出しができている。
▲R-MIXのiPad版「R-MIX Tab」も動く状態でお披露目。ターンキーシステムも参考出展された。
◆DV-7G
価格:オープン(店頭予想価格 40,000円前後)
発売日:2011年10月13日
◆DV-7G 製品詳細ページ
◆ローランド
◆BARKS 楽器チャンネル
「ビデオキャンバスDV-7G」は、パソコンさえあれば、だれでも簡単にハイビジョン映像の編集が楽しめる製品。ビデオ愛好家の趣味の作品づくりから、ビジネスでのプレゼンテーション、バンドのオリジナルビデオクリップ、学校行事のビデオ制作など、あらゆる映像編集ニーズに応える内容となっている。
映像編集ソフトウェアには、映像編集機として定評のあるデジタル・ビデオ・ワークステーション「DV-7DL」のノウハウを継承。一画面で完結するわかりやすい操作画面で、直感的な映像編集が可能だ。ホビーやビジネスの作品づくりに便利なテンプレート「スタイルサンプル」が10種類付属しているのもポイント。用意されたテンプレートから、写真や映像、タイトルテキストを差し替えていくだけで映像作品が完成させられる。発表会では、美容室の紹介ビデオのテンプレートを用い、リゾートホテルの紹介ビデオを作るというデモが披露され、そのカンタンさがアピールされた。
専用コントローラー「EC-1」の付属も大きなウリ。タイムラインの拡大・縮小が行えるタイムライン・ズームフェーダー、位置をフレーム単位でスムーズに移動できるジョグ・ダイヤルと早送り・巻き戻しができつシャトル・リングが一体となって装備され、直感的な作業が行える。外部マイクが接続きるほか、内蔵マイクも搭載。ナレーション録りがカンタンにできるのも大きな魅力だ。
さらに作品づくりに欠かせないロイヤリティフリー素材が多数付属するのも見逃せない。ハイビジョン動画120以上、静止画530以上、音楽・効果音190曲以上、イラストなど340以上を用意。追加素材が必要な場合は専用サイトからダウンロード購入することも可能となっている。そして、ビデオ編集は初めて、という人にはDVDマニュアルの同梱や、オンラインセミナーが用意されるのもが心強いところだろう。
▲マイク内蔵でナレーション録りもカンタンなコントローラー「EC-1」。画面はバンドのミュージッククリップ制作の実演の模様。
発表会では、映画監督の大林宣彦氏がビデオメッセージを寄せ、「子どもの頃、活動写真は僕にとって”世界”だったんです。世界の夢がそこにあった。そして今、このビデオキャンバスには”全宇宙”がつまっている。この宇宙で発見したり、学んだり、作品づくりの喜びを感じでほしい」とコメント。また、ゲストとして登壇した日本映像ネットワーク顧問の松本豊美氏は、「待ちに待ったハイビジョン編集機」「高齢化で最新のビデオ編集についていけない、やめた、という層を救うことができる製品」とコメント。このほか、ゲストによる動画投稿サイトへ利用、バンドのミュージックビデオクリップの制作の実演などもプレゼンされた。
■V-Remastering、R-MIXについても紹介
さらに発表会においては映像制作に活用できる技術として、同社が開発した「V-Remastering」技術を紹介、搭載ソフトウェアとして「R-MIX」についても言及された。「R-MIX」は、オーディオ信号を音の高さ、定位、音量に分解してグラフィカルに表示、音質を保ったまま任意の一部を抽出したり消去することができる「V-Remastering」技術と、音程と時間、フォルマントをリアルタイムにコントロールできる「VariPhrase」技術をベースとしたソフトウェア。収録映像の音声のノイズ除去、特定音の抜き出し、残響音の再調整などに活用できることがアピールされた。「R-MIX」は12月中旬発売、価格は20,000円前後を予定。iPad版もリリース予定(発売時期、価格未定)で、こちらは再生専用でファイル保存は不可、VariPhraseにも対応しないとのこと。
この技術は、発売予定のターンキーシステム「DV-7HD」(参考出展)に搭載されるのをはじめ、今後リリースされる映像関連製品にも取り入れていくとした。「DV-7HD」は、ブルーレイディスクドライブ、アナログ/デジタルの各種入力、HDDカートリッジを搭載、専用コントローラーを付属したパソコン。発売は2012年初頭を予定、価格は未定。
▲R-MIXの画面。オーディオの音程や定位などをグラフィカルに表示。右上は指定部分のみを再生中、下は指定部分以外を再生中。しっかりとねらった音の消去・抜き出しができている。
▲R-MIXのiPad版「R-MIX Tab」も動く状態でお披露目。ターンキーシステムも参考出展された。
◆DV-7G
価格:オープン(店頭予想価格 40,000円前後)
発売日:2011年10月13日
◆DV-7G 製品詳細ページ
◆ローランド
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事の関連情報
BOSS、豊かな低域を実現するギターアンプ「KATANA-MINI」の上位モデルを発売
ローランド、KDJ Recordsとのコラボによるサンプラー「SP-404MKII」の限定モデルを発売
打撃音と振動の発生を75%軽減したローランド史上最も静かな電子ドラムを発売
ローランド、いい音、軽量、簡単操作のライブ用シンセサイザー 3機種を発売
ローランド、ポケットサイズの電子楽器「AIRA Compactシリーズ」に本格的機能のサンプラーが登場
BOSS、ユニークなサウンドと新機能を搭載したディレイ・ペダルを発売
ローランド、プロ・ミュージシャン愛用のステージピアノ新モデル2機種を発売
BOSS、磨き抜かれた「Tube Logic」により表現力が大きく向上した「KATANA」の新モデル7機種を発売
ローランド、「FANTOMシリーズ」がアップグレードして登場