[クロスビート取材こぼれ話] 22-20s
2003年に彗星のように登場し、そのヒリヒリとするような焦燥感と、エッジの立ったサウンドで一気に注目を集めたブルース・ロック・バンド、22-20s(トゥエンティトゥ・トゥエンティーズ)。アルバム「22-20s」を出して活動を続けるも、2006年に解散してシーンの藻屑と散ったかに思えた彼らは、2009年にまたしても彗星のように復帰、2010年に「シェイク╱シヴァ╱モウン」をリリース、フジロック・フェスティバルへの凱旋も果たした。
◆22-20s画像
そんな彼らが10月に単独来日し、ファースト・アルバムのエッジィな音と、セカンドの歌心を絶妙に混ぜ合わせたショウを見せてくれたのだが、ストイックで無愛想な人たちかと思いきや、現場で会ったマーティン・トリンブル(Vo、G)とジェイムス・アーヴィング(Dr)の2人はひっきりなしに煙草を吸いながら、「実は煙草は4ヵ月前にやめてたんだけど、フジロックを機会にまた吸い始めたんだ。結局1ヵ月くらいしか続かなかったよ。日本のせいだね(笑)」(マーティン)などとしばしば真顔でジョークを飛ばしつつ、楽しく話をしてくれた。
実は「シェイク╱シヴァ╱モウン」、日本とアメリカではレコード会社から出されているが、本国イギリスでは契約がなく、手に入れるなら日米からの輸入盤だけという状況だ。こんなにいいバンドに対するその扱いには憤りすら感じるが、しっかりと彼らの魅力を受け止めて支持している日本のファンのためにも、まだまだ活動し続けて欲しいものだ。そんな22-20sのメンバー全員のサインが入った色紙プレゼントには、現在絶賛発売中のクロスビート1月号を見て応募してください。
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