12012、全国ツアーファイナル速報&<2010 Autumn & Winter TOUR>決定
ニューアルバム『SEVEN』を引っさげ行なわれた12012の全国ツアー<2010 SUMMER TOUR SEVEN -Footsteps to steal up on->。8月28日渋谷WOMBにて追加公演&ツアーファイナルとなるワンマンライヴが行なわれた。
◆12012、ツアーファイナル@渋谷WOMB ~拡大画像~
アルバム完成直後の取材で「これがラストアルバムになってもいいという覚悟で作った」とメンバーが語っていた通り、新たなる戦いに臨む決意をタイトルに冠したメジャー3rdアルバム『SEVEN』は、先行シングル「薄紅と雨」「TATTOO」「THE PAIN OF CATASTROPHE」で完全に照準の定まったバンドの自信と確信に満ち溢れたアグレッシヴな作品となった。
その後、ボーカルの宮脇渉は単身南アフリカへと渡航し、約1ヶ月にわたる滞在中に、マスコミやニュースが報道しない南アフリカの実態、犯罪、貧困などを目の当たりにする(詳細は開設2週間で300万アクセスを突破した12012宮脇渉オフィシャルブログ http://ameblo.jp/12012-blog/を参照)。
2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会観戦という当初の目的だけでなく、貴重な体験を通して人の優しさに触れ、生死の境界線を感じ、生きる意味まで見つめ直した宮脇の今ツアーにかける意気込みは並大抵のものではなかった。アルバム同様、今夜がラストライヴになってもいいという覚悟で臨むことで、『SEVEN』という作品に宿るリアルはより鋭利にオーディエンスの心に突き刺さることとなる。
今ツアーは、各地で熱狂的な興奮を巻き起こしてきたが、この夜もアルバムのほぼ全曲が披露された本編の説得力がまずは圧倒的であった。1曲目からアルバム随一のヘヴィ・ナンバー「GOSSAMER」が炸裂し、場内はヘッドバンギングの嵐へ。立て続けに演奏された「薄紅と雨」「mayakashi」「THE PAIN OF CATASTROPHE」の破壊力の質も、明らかにこれまでの12012にはなかったものだ。狂気に満ちた歌とファンキーなフレーズに場内が揺れまくった「M」、まさに大合唱という表現がふさわしい盛り上がりとなった「LAST TRAIN」「TATTOO」。『SEVEN』はバンド史上最もアグレッシヴな作品ではあるが、実はふんだんにシンガロング・パートが盛り込まれているのも特徴だ。よって、ライヴではサビ以外でも終始拳が上がり、大合唱が起こることになる。
中盤、エモーショナルな「瑠璃」や「影綴り」で聴かせた後は、「ONE STEP」「配られたカードで勝負するしかないのさ、それがどういう意味であれ...」「BIRTHDAY PARTY OF SECRET ROOM」と再びハードなナンバーで場内をヒートアップさせる。通常、アルバムのリリース直後のツアーというものは、新曲のお披露目的ライヴとなり手探りの中で進むことが多いが、『SEVEN』の曲達はまるでもう何年も前から演奏され続けてきたようにメンバーとオーディエンスに浸透しており、一体感を生んでいたのは驚きだった。そして本編ラスト「CONFESSION」のすべてを包み込むようなドラマチックなオーラはバンドが一回りも二回りも成長したことを証明していたように思える。
アンコールで宮脇は、アルバムの世界観をさらに掘り下げるため引き続き怒涛のツアーを行なうこと、さらに今年はラフォーレミュージアム六本木で12月12日(毎年恒例となったイチニーの日)にワンマンライヴを行なうことを告げた。「この日は絶対来ないとあかんで。俺らとみんなの日だから。大事な日だから絶対に来い!」という言葉には“ライヴを観に来る”のではなく“一緒に作り上げるために来い!”という気持ちが込められていたように思う。
アルバム『SEVEN』を作り上げることで得た自信と確信を、今回のツアーで確かな手応えに変えた12012。秋&冬のツアー<THE FANGSOF KILLER 「SEVEN」SADNESS>を経て、12月12日のラフォーレミュージアム六本木公演では、さらに揺るぎない12012の姿を目撃することになるだろう。
場内に終演を告げるアナウンスが流れてもアンコールを求める声は鳴り止まず、オーディエンスはまったく帰ろうとしない。予定外のトリプル・アンコールに応えた際に宮脇が叫んだ一言は「今を生きろ!」だった。
Photo:Rie S.@MAXPHOTO
12012 2010 Autumn & Winter TOUR決定
<THE FANGS OF KILLER 「SEVEN」SADNESS>
【Case 1】人格ラヂオ/杉本善徳 3MAN TOUR 善徳ラヂオ「ブギーに首ったけ」
9月18日(土)ESAKA MUSE
9月20日(月・祝)名古屋E.L.L.
9月23日(木・祝)渋谷CLUB QUATTRO
【Case 2】marder suitcase presents「redram」
10月6日(水)恵比寿 LIQUIDROOM
【Case 3】VS 凛 2MAN LIVE
10月11日(月・祝)OSAKA MUSE
【Case 4】VS heidi. 2MAN LIVE
10月16日(土)原宿アストロホール
【Case 5】VS Sadie 2MAN TOUR「Deep Impact」
10月27日(水)青森QUARTER
10月28日(木)盛岡club Change WAVE
10月29日(金)山形ミュージック昭和セッション
10月31日(日)仙台club JUNKBOX
11月3日(水・祝)柏PALOOZA
11月4日(木)新横浜サンフォニックスホール
11月6日(土)浜松FORCE
11月7日(日)岐阜CLUB-G
【Case 6】アメリカ公演「ANIME USA 2010」
11月13日(土)Hyatt Regency Crystal City
【Case 7】ONE MAN LIVE
12月7日(火)名古屋ell FITS ALL
12月10日(金)大阪Music Club JANUS
12月12日(日)ラフォーレミュージアム六本木
◆12012 オフィシャルサイト
◆12012、ツアーファイナル@渋谷WOMB ~拡大画像~
アルバム完成直後の取材で「これがラストアルバムになってもいいという覚悟で作った」とメンバーが語っていた通り、新たなる戦いに臨む決意をタイトルに冠したメジャー3rdアルバム『SEVEN』は、先行シングル「薄紅と雨」「TATTOO」「THE PAIN OF CATASTROPHE」で完全に照準の定まったバンドの自信と確信に満ち溢れたアグレッシヴな作品となった。
その後、ボーカルの宮脇渉は単身南アフリカへと渡航し、約1ヶ月にわたる滞在中に、マスコミやニュースが報道しない南アフリカの実態、犯罪、貧困などを目の当たりにする(詳細は開設2週間で300万アクセスを突破した12012宮脇渉オフィシャルブログ http://ameblo.jp/12012-blog/を参照)。
2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会観戦という当初の目的だけでなく、貴重な体験を通して人の優しさに触れ、生死の境界線を感じ、生きる意味まで見つめ直した宮脇の今ツアーにかける意気込みは並大抵のものではなかった。アルバム同様、今夜がラストライヴになってもいいという覚悟で臨むことで、『SEVEN』という作品に宿るリアルはより鋭利にオーディエンスの心に突き刺さることとなる。
今ツアーは、各地で熱狂的な興奮を巻き起こしてきたが、この夜もアルバムのほぼ全曲が披露された本編の説得力がまずは圧倒的であった。1曲目からアルバム随一のヘヴィ・ナンバー「GOSSAMER」が炸裂し、場内はヘッドバンギングの嵐へ。立て続けに演奏された「薄紅と雨」「mayakashi」「THE PAIN OF CATASTROPHE」の破壊力の質も、明らかにこれまでの12012にはなかったものだ。狂気に満ちた歌とファンキーなフレーズに場内が揺れまくった「M」、まさに大合唱という表現がふさわしい盛り上がりとなった「LAST TRAIN」「TATTOO」。『SEVEN』はバンド史上最もアグレッシヴな作品ではあるが、実はふんだんにシンガロング・パートが盛り込まれているのも特徴だ。よって、ライヴではサビ以外でも終始拳が上がり、大合唱が起こることになる。
中盤、エモーショナルな「瑠璃」や「影綴り」で聴かせた後は、「ONE STEP」「配られたカードで勝負するしかないのさ、それがどういう意味であれ...」「BIRTHDAY PARTY OF SECRET ROOM」と再びハードなナンバーで場内をヒートアップさせる。通常、アルバムのリリース直後のツアーというものは、新曲のお披露目的ライヴとなり手探りの中で進むことが多いが、『SEVEN』の曲達はまるでもう何年も前から演奏され続けてきたようにメンバーとオーディエンスに浸透しており、一体感を生んでいたのは驚きだった。そして本編ラスト「CONFESSION」のすべてを包み込むようなドラマチックなオーラはバンドが一回りも二回りも成長したことを証明していたように思える。
アンコールで宮脇は、アルバムの世界観をさらに掘り下げるため引き続き怒涛のツアーを行なうこと、さらに今年はラフォーレミュージアム六本木で12月12日(毎年恒例となったイチニーの日)にワンマンライヴを行なうことを告げた。「この日は絶対来ないとあかんで。俺らとみんなの日だから。大事な日だから絶対に来い!」という言葉には“ライヴを観に来る”のではなく“一緒に作り上げるために来い!”という気持ちが込められていたように思う。
アルバム『SEVEN』を作り上げることで得た自信と確信を、今回のツアーで確かな手応えに変えた12012。秋&冬のツアー<THE FANGSOF KILLER 「SEVEN」SADNESS>を経て、12月12日のラフォーレミュージアム六本木公演では、さらに揺るぎない12012の姿を目撃することになるだろう。
場内に終演を告げるアナウンスが流れてもアンコールを求める声は鳴り止まず、オーディエンスはまったく帰ろうとしない。予定外のトリプル・アンコールに応えた際に宮脇が叫んだ一言は「今を生きろ!」だった。
Photo:Rie S.@MAXPHOTO
12012 2010 Autumn & Winter TOUR決定
<THE FANGS OF KILLER 「SEVEN」SADNESS>
【Case 1】人格ラヂオ/杉本善徳 3MAN TOUR 善徳ラヂオ「ブギーに首ったけ」
9月18日(土)ESAKA MUSE
9月20日(月・祝)名古屋E.L.L.
9月23日(木・祝)渋谷CLUB QUATTRO
【Case 2】marder suitcase presents「redram」
10月6日(水)恵比寿 LIQUIDROOM
【Case 3】VS 凛 2MAN LIVE
10月11日(月・祝)OSAKA MUSE
【Case 4】VS heidi. 2MAN LIVE
10月16日(土)原宿アストロホール
【Case 5】VS Sadie 2MAN TOUR「Deep Impact」
10月27日(水)青森QUARTER
10月28日(木)盛岡club Change WAVE
10月29日(金)山形ミュージック昭和セッション
10月31日(日)仙台club JUNKBOX
11月3日(水・祝)柏PALOOZA
11月4日(木)新横浜サンフォニックスホール
11月6日(土)浜松FORCE
11月7日(日)岐阜CLUB-G
【Case 6】アメリカ公演「ANIME USA 2010」
11月13日(土)Hyatt Regency Crystal City
【Case 7】ONE MAN LIVE
12月7日(火)名古屋ell FITS ALL
12月10日(金)大阪Music Club JANUS
12月12日(日)ラフォーレミュージアム六本木
◆12012 オフィシャルサイト
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