ビージー・アデール、45分の予定を超えて70分の熱い演奏
ビージー・アデールが初めての来日を果たし、5月26日(水)に東京・丸の内のコットンクラブで公演を行なった。
4月に発売したアルバム『マイ・ピアノ・ロマンス』で72歳の日本デビューを果たすと、ジャズ・チャートで3週連続1位を記録(サウンドスキャン調べ)し、一躍注目を浴びているピアニストだ。
満員のコットンクラブに登場すると、1曲目にフランク・シナトラで有名な「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を披露し、「日本の言葉を3つ覚えました。オハヨウ、コンニチワ、それからハイ。次に日本に来るまでにもっと日本語を覚えたいと思います」とリラックスした様子で語り、コンサートをスタートした。
「アメリカの声」とビージー・アデールが呼ぶナット・キング・コール、「20世紀最高のジャズ作曲家」と紹介したデューク・エリントン、そしてザ・ビートルズなどの有名曲を次々に演奏し、日本盤アルバムのボーナス・トラックである「いい日旅立ち」にも大きな拍手が送られた。
45分の予定を超えて70分の熱い演奏を見せたビージー・アデール。「お客さんは、最初静かだったけど、だんだん盛り上がってきてくれて、とっても良かったわ」と語った。
<ビージー・アデール @東京・COTTON CLUB>
2010年5月26日
・フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(フランク・シナトラ)
・サテン・ドール(曲:デューク・エリントン)
・スカイラーク(曲:ジョニー・マーサー&ホーギー・カーマイケル)
・ルート66(ナット・キング・コール)
・スマイル(ナット・キング・コール)
・クローズ・ユア・アイズ(曲:バーニス・ペトケレ)
・イエスタデイ(ザ・ビートルズ)
・ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニモア(曲:デューク・エリントン)
・いい日旅立ち(山口百恵)
・A列車で行こう(作曲:デューク・エリントン)
アンコール
・ウィル・ビー・トゥゲザー・アゲイン(フォー・フレッシュメン)
『マイ・ピアノ・ロマンス』
TOCP-66944 2,100円(税込)
1.ラヴ・ミー・テンダー -Elvis Presley
2.ラヴ-Nat King Cole
3.スマイル -Nat King Cole
4.イン・マイ・ライフ-The Beatles
5.ナイト・アンド・デイ -Frank Sinatra
6.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン-Frank Sinatra
7.アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー-George Gershwin
8.この胸のときめきを-Elvis Presley
9.アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン -Frank Sinatra
10.煙が目にしみる-Jerome Kern
11.アンフォゲッタブル -Nat King Cole
12.A列車で行こう -Duke Ellington
13.イエスタデイ-The Beatles
14.好きにならずにいられない-Elvis Presley
15.いい日旅立ち-Momoe Yamaguchi(日本盤ボーナストラック)
◆ビージー・アデール・オフィシャルサイト