前代未聞、無名の日本人バンドFACTが衝撃の世界デビュー

ポスト
日本ではまだ無名のバンドがアメリカ西海岸の名門レーベルVagrant Recordsと正式契約し、世界デビューすることがわかった。メジャーデビュー後に世界進出しているアーティストは多々いるが、デビュー前のアーティストが海外のレーベルと正式契約して世界規模でリリースするのは極めて異例の事態だ。

◆FACTのフォトアルバム

そんな前代未聞の5人組バンドの名はFACT。そして彼らの記念すべき世界デビューアルバムのタイトルもまた、バンド名と同じ『FACT』。このアルバムは、4月14日には北米で、さらに6月には欧州でのリリースが決定。オセアニア、中南米、そしてアジアでも順次リリース予定で、日本では4月22日にプロディジー、ミューズ、シュガーカルトなどそうそうたるアーティストの作品を出してきたmaximum10レーベルよりCDが発売される。

◆FACT「a fact of life(BOOM BOOM SATELLITES remix)」ミュージックビデオ

FACTは2009年で結成10年とキャリアは長い。結成以降、ストーリー・オブ・ザ・イヤー、ストラング・アウトなど多くの海外アーティストとの国内共演、またマーキュリー所属のスタッターフライとの共演を含むアメリカでのライヴを経験。2007年にはKOЯNやインキュバスを輩出したUSインディー名門レーベルIMMORTALが仕掛け、ブリンク182やフォール・アウト・ボーイ、ニュー・ファウンド・グローリー、MXPX、Mike Ezinger from Incubus、シュガーカルトらが参加したコンピレーション『A SANTA CAUSE』に参加するなど、アメリカでの評価を着実に高めてきた。

そして彼らは、全米での活動を通して、今、彼らのアメリカでのマネジメントを務めている人物と出会い、さらにインキュバスやストーリー・オブ・ザ・イヤーを手掛けた凄腕プロデューサーMichael“Elvis”Basketteと、グリーン・デイやマイ・ケミカル・ロマンスなど世界最高峰のロックバンド達の最新作を次々にグラミーに送り込んでいるミックスエンジニアのクリス・ロード-アルジといった世界トップクラスの制作陣を迎えてアルバムを完成させる。この音源が、ニューヨークの音楽関係者から高い評価を得て、Vagrant Recordsとの正式契約に至ったのだ。

現在FACTは、Iwrestledabearonce、グリーレイ・エステイツ、メンフィス・メイ・ファイヤというホットなスクリーモバンドたちとともに、約60ヵ所、約2ヶ月半にわたる北米ツアー中。彼らのパフォーマンスが日本で観られるのは、初夏頃になる予定だ(6月6日には、TOWER RECORDS SHIBUYA B1F「STAGE ONE」で帰国後初ライヴを行なう)。

また日本では、全世界デビューアルバム『FACT』のリリースに先駆けて、未発表曲等を合わせた全17曲を、BOOM BOOM SATELLITESや石野卓球、さらにエレクトロ躍進の立役者たるED BANGER、Kitsune、DIM MAKといったレーベル、音楽集団所属のアーティストやリミキサーを含む、世界各国のアーティストが華麗にリミックスしたアルバム『NIVAN RUNDER SOUNDRUGS』を4月15日に発売する。

“打たず、飲まず、吸わずにキマる逆輸入のSOUNDRUG” を引っさげて、2009年、FACTが日本のロック・オーディエンスのハートを激しく揺さぶるだろう。衝撃的な登場は目前だ。

◆iTunes Store FACT(※iTunesが開きます)
◆FACT アルバム『FACT』のCD情報
◆FACT オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報