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川島道行(G、Vo)と中野雅之(Prog、B)からなるクラブ発のロック・バンド。1997年6月にベルギーのテクノ系名門レーベルR&S Recordsより12inchシングル「4 A Moment Of Silence / Wonderful Wizard Of Dub」をリリースし、デビュー。また同年、11月にも2ndシングル「Dub Me Crazy〔Ver. 2〕」がヨーロッパでリリースされ、話題を呼ぶ。英NME誌やMelody Makerは、“Chemical Brothers、The Prodigy以来の衝撃”とカラーで紹介するなど絶賛。また、Fatboy SlimのDJジャパン・ツアーでライブを披露し、日本のテクノ・ファンの前にも登場する。

1998年にはイギリス最大級のフェスティバルであるグラストンベリーに出演。その他5つのヨーロッパ大型ロック・フェスティバルに参加するなど積極的にライブ活動を行ない、その名をヨーロッパ中に知らしめる。

1999年、1stアルバム『Out Loud』がアメリカ、ヨーロッパでリリースされ、英NME誌に初登場21位でチャート・イン。また同年にはイギリス、アメリカそして初のジャパン・ツアーを行なう。

2000年は、2001年2月に届いたニュー・アルバム『UMBRA』を制作するために自分達のスタジオを作ってほとんど表には姿を表わさなかった。

2004年には長篇アニメーション映画『アップルシード』のサントラに楽曲を提供、メインテーマも担当した。翌年2005年にアルバム『FULL OF ELEVATING PLEASURES』を発表し、メンバーは本作を「最高傑作」と語り、それを証明するかのように、後に発売されたベストアルバム『19972007』（2010年）に本作収録の12曲のうち8曲が収録された。

翌年2006年には、代表曲「Kick It Out」も収録されたアルバム『ON』リリース。また、2007年にはFUJI ROCK FESTIVAL07においてホワイトステージのヘッドライナーを務め、2009年にはSUMMER SONIC 09では最大ステージであるマリン・スタジアムでアクトを披露している。

2010年にリリースした7thアルバム『TO THE LOVELESS』リリース後に、初の全国ライブハウスツアーを開催。2011年に初のLIVE音源CD化となる『EXPERIENCED』を、2012年にデビュー15周年記念企画として初のリミックス・ベストアルバム『REMIXED』を発表した。

ヨーロッパデビューから15年、2013年1月に3年ぶりのオリジナルアルバム『EMBRACE』をリリース。また、同年５月３日に日本武道館でおこなわれた結成１５周年公演にして、川島にとって脳腫瘍の手術明けの復帰公演にあたる映像化作品『EXPERIENCED?－EMBRACE TOUR 2013 武道館－』を発売。この復帰から2年の歳月をかけて作り上げたアルバム『SHINE LIKE A BILLION SUNS』を2015年2月に発表する。

だが、同年7月25日に5度目の脳腫瘍を川島が発症したという診断結果を受け、11月に控えていたワンマンライブ「SHINE LIKE A BILLION SUNS" for all the night crawlers」をもってライブ活動を休止することを発表。しかし、体調に変化があったため、10月開催の「MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2015 in PARIS」などが出演キャンセルとなった。

その後、中野からTwitter上にて、2016年リリースのシングル「LAY YOUR HANDS ON ME」が最後の作品になると発表。 そして2016年5月31日、公式サイト上にて川島の近況と、「LAY YOUR HANDS ON ME」の発売を最後にバンドの活動を終了することを中野が発表された。なお、同作は収録曲が4曲と少ないが、本人たちはアルバムとして制作したとしている。

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