オール・アメリカン・リジェクツ×hirokoが素晴らしい
あ、要するにコラボね…などと侮るなかれ。これがまた素晴らしいのだ。
オール・アメリカン・リジェクツの、勢いと憂いをたっぷりと保有した彼らのパンク/エモ・ロック・サウンドは、それだけで十二分に魅力だが、そこに絡むhirokoの歌が、これまた激しくイイ。予備知識なしに聴かされてhirokoだと分かる人がどれだけいるだろうか。綺麗な発音で完全に溶け込んだその世界観は、よくあるチープなコラボでもなく、安易なフィーチャリングでもない。完成度高い心地よいデュエット・ソングの完成は、hirokoのボーカリストとしての器用さと並々ならぬ実力を存分に引き出した記念碑的作品と言いたいところだ。
“hirokoは美しい声と、彼女にしか表現できない情熱を、僕たちの「アナザー・ハート・コール」にもたらしてくれた。春に咲き誇る桜のように、hirokoは日本でオール・アメリカン・リジェクツに新しい命を吹き込んでくれたんだ。”──タイソン・リッター(オール・アメリカン・リジェクツ)
“楽曲、歌声、演奏に心をつかまれました。さらに、歌詞の世界の中の女の子の気持ちが、私も恋愛中に経験したことがある愛するがゆえに求めてしまう気持ちだったので、その世界に言葉関係なく入り込んで歌うことができました。国境を越えての参加はとても刺激になり、このような機会をいただけたことに、そしてオール・アメリカン・リジェクツのみなさんに深く感謝しています。”──hiroko(mihiamru GT)
「アナザー・ハート・コール」は、オール・アメリカン・リジェクツ初の女性アーティストとのデュエット曲だ。バンド側が日本の女性アーティストとの共演を熱望し、youtubeで日本の女性アーティストを探していたところ着物姿で歌うhirokoに惚れこみ、バンド側がアプローチしたことから実現したコラボレーションだという。
日本にマスターを送り、それにhirokoが歌を乗せるというかたちでレコーディングが行なわれた。1stテイクをオール・アメリカン・リジェクツ側に送ったところ、あまりの仕上がりの良さにビックリ。普段英語で歌わないアーティストとは思えないほどの表現力、オリジナリティに大絶賛だったという。オリジナルの女性パートはザ・ピアーシズというアメリカの姉妹デュオによって歌われている。
<オール・アメリカン・リジェクツ来日公演>
3月4日(水)@東京O-East
open18:00/start19:00/ 5500円
※オールスタンディング+別途1ドリンク代500円
[問]creativeman 03-3462-6969
◆チケット詳細&購入ページ
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