スピッツ、ツアー後半戦スタート。新曲「若葉」初披露

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2007年10月にリリースしたアルバム『さざなみCD』を引っさげての全国ツアー<SPITZ JAMBOREE TOUR 2007-2008“さざなみOTR”>を、2007年12月にスタートさせたスピッツ。同ツアーの後半戦が、2008年9月28日にさいたま市文化センターにてスタートした。

ライヴバンドとしてすでに膨大な本数のライヴを行なってきているスピッツとはいえ、やはりツアー後半戦の“初日”ともなると、緊張感が漂うのだろうか、ほどよい緊張感と客席の期待感が織り交ざり、絶妙なバランスをみせた初日となった。

ライヴでは、11月5日にリリースされるニュー・シングル「若葉」も初披露。映画『櫻の園-さくらのその-』の主題歌であるこの曲は、若者の心の核にある、未熟さゆえの美しさ・切なさが詰め込まれた、スピッツらしい、心にそっと入ってくるような楽曲だ。

そんな彼らのライヴはいつも、私たちのスタート地点、一番心が敏感だった時期の状態に戻してくれる。1曲1曲に込める誠実さと、曲を届けるというシンプルな情熱を注ぎ込まれた曲たちは、その場にいるオーディエンスの心に水のように染み込み、ライヴが終わる頃には、前より少しだけ綺麗にして戻してくれるのだ。

いつもと変わらないように幕を開けたツアー後半だが、2009年1月には新しい挑戦として、スピッツ初となるアリーナ公演が予定されている。きっと今後も彼ららしい、変わらないペースでの活動になるとは思うが、バンド結成21年目にしての挑戦と、その直前にリリースされる初々しい心を歌った新曲「若葉」に注目したい。

ニュー・シングル「若葉」
UPCH-5565 ¥1,000(tax in)
2008年11月5日発売
◆iTunes Store スピッツ(※iTunesが開きます)
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