増田勇一のライヴ日記 年末七番勝負(4)2007年12月27日(木)吉井和哉@東京・日本武道館

すでにBARKSでも報じられていることだが、この夜のライヴ中盤にはスピッツの草野マサムネがサプライズ・ゲストとして登場。2人はクリスタルキングの名曲「大都会」を完コピ・デュエットで再現し、超満員のオーディエンスを沸かせた。その直前に披露されたのが近年の彼の楽曲のなかでも特にダウナーな部類に入る「ワセドン3」で、直後に演奏されたのがビートルズの「HELP!」のカヴァーだったという事実を記せば、どれだけ「大都会」が唐突だったかはお察しいただけることだろう。しかし、それによって雰囲気がブチコワシになるどころか、逆に吉井和哉というロック・スターが持ち合わせているエンターテインメント性の奥深さを感じさせてくれたりするのだから恐れ入る。

今だから敢えて書いてしまうけども、THE YELLOW MONKEYが結成された当初、このバンドには別のヴォーカリストがいて、吉井はギタリストだった。その当時、このバンドが「結成された」というニュースは、僕が当時籍を置いていたヘヴィ・メタル専門誌『BURRN!』にしか載っていない。ちなみに、そのニュースが掲載されたときの同誌の表紙はL.A.ガンズ。そのフロントマンだったフィリップ・ルイスが今夜、都内のライヴハウスに出演するようだが、僕は違うライヴに足を運ぶことになっている。
増田勇一
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