[短期集中全力レポート] Dir en grey in Europe 2007 スウェーデン編(1)
フィンランドでの『ANKKA ROCK FESTIVAL』の熱狂の翌日、Dir en grey一行は空路でスウェーデンの首都ストックホルムへ。ちなみにこの国の面積は日本の約1.2倍にも及ぶというのに、総人口は日本の7%強に過ぎない。もちろんストックホルムは北欧最大の都市というだけあって、ヘルシンキよりもずっと賑わっている気がするが、それでも東京でたとえれば休日のオフィス街のような人口密度だ。
到着当日の8月6日は完全に移動日ということで、基本的にはオフ。そして翌日、彼らが訪れたのは、街のはずれにあるARENANという会場。ご覧のように巨大な体育館のようなスペースで、実際、バスケットボールのコートが常設されていたりもする。ライヴの際にはフロアの中央をカーテンで仕切って使うため、キャパシティは約2000人。しかしそれでも現地の関係者によれば「ここでのライヴがソールドアウトになることは滅多にない」とのこと。そう、今夜もチケットはあらかじめ完売なのだ。
さらに同じ関係者によれば、メンバーたちが会場入りした午前11時の時点ですでに周辺を取り囲むように続いていた行列の先頭グループは、なんと1週間前からそこに並び、テントに寝泊りしていたのだという。この時期の北欧は日照時間が長く、人々は短い夏を最大限に楽しもうとするかのごとく、明るいうちは日光浴にいそしむもの。たまたま日光浴の場所がライヴ会場の前だったのだと考えればさほど奇異な話には聞こえないのかもしれないが、それでも時おり近くを通りかかる人たちは誰もが驚きを隠せないといった表情をしていた。会場のセキュリティ担当者も、「公演当日に早くから周辺にファンがたむろすることはこちらでも多いが、1週間前から泊り込みという話は聞いたことがない」と目を丸くする。
メンバーたちはサウンドチェック終了後、現地メディアからの取材に追われ、そうこうしているうちに午後6時半の会場時刻を迎えていた。あと2時間ほどで、2000人の歓声に場内が塗りつぶされることになる。
文●増田勇一
到着当日の8月6日は完全に移動日ということで、基本的にはオフ。そして翌日、彼らが訪れたのは、街のはずれにあるARENANという会場。ご覧のように巨大な体育館のようなスペースで、実際、バスケットボールのコートが常設されていたりもする。ライヴの際にはフロアの中央をカーテンで仕切って使うため、キャパシティは約2000人。しかしそれでも現地の関係者によれば「ここでのライヴがソールドアウトになることは滅多にない」とのこと。そう、今夜もチケットはあらかじめ完売なのだ。
さらに同じ関係者によれば、メンバーたちが会場入りした午前11時の時点ですでに周辺を取り囲むように続いていた行列の先頭グループは、なんと1週間前からそこに並び、テントに寝泊りしていたのだという。この時期の北欧は日照時間が長く、人々は短い夏を最大限に楽しもうとするかのごとく、明るいうちは日光浴にいそしむもの。たまたま日光浴の場所がライヴ会場の前だったのだと考えればさほど奇異な話には聞こえないのかもしれないが、それでも時おり近くを通りかかる人たちは誰もが驚きを隠せないといった表情をしていた。会場のセキュリティ担当者も、「公演当日に早くから周辺にファンがたむろすることはこちらでも多いが、1週間前から泊り込みという話は聞いたことがない」と目を丸くする。
メンバーたちはサウンドチェック終了後、現地メディアからの取材に追われ、そうこうしているうちに午後6時半の会場時刻を迎えていた。あと2時間ほどで、2000人の歓声に場内が塗りつぶされることになる。
文●増田勇一
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