第三回 SII 全国中学校・高等学校 電子辞書 洋楽翻訳選手権
☆MR. BIG プロフィール
世界最高速の速弾きギタリストと謳われていた元レーサーXのポール・ギルバート、元タラス~デヴィッド・リー・ロス・バンドのベーシストだったビリー・シーン、インペリテリ他のバンドでセッション・ドラマーとして.....
☆Lillix プロフィール
出身は、カナダのブリティッシュ・コロンビア州にある森に囲まれた小さな町。姉妹であるターシャとレイシーは、音楽好きの父親の影響で、ギターをやっと自分で支えられる年になると演奏や曲作りを始めていた.....
洋楽を聴き始めたきっかけはラジオの深夜放送だ。1970年前後、ひどくチープなトランジスタ・ラジオにイヤ・ホンで、雑音まじりの新鮮な音楽を、わくわくしながら聴いていた。あの頃はオリジナルの英語タイトルに邦題がつけられた曲が多く、今思えば、とんでもない訳がつけられていたものもある。曲だけでなく、アルバム・タイトルも同様、オリジナルとは程遠いものが多かった。しかし、不思議と違和感なく、今でも邦題で頭の中に刻まれている。いかに手に入れたくなるか、そのアーティスト・イメージにあった邦題か、日本のレコード会社の方たちの苦労が実っていたわけである。やがて歌詞にも興味を持って読み始めると、英語の教科書よりよほど頭に残る。メロディーと一緒なので、センテンスで覚えてしまう。訳詞と照らし合わせればこんな凄い教科書はない。学校の勉強に活用すればよかったのだが。歌詞は辞書で引いても意味不明なものが多い。でも翻訳する方はその微妙な言い回しを、夢ある日本語に置き換えてくれる。おかげであの頃のアーティスト達のメッセージは、私の多感な時代の心の中に刻まれ、今でも忘れられないものになっている。