【速レポ】<中津川 WILD WOOD 2026>w.o.d.、「自由な空気がすごく好きです」

2026.09.20 20:01

Share

<中津川 WILD WOOD 2026>2日目も各ステージで大きな盛り上がりを見せる中、近くに子どもが楽しめる遊具などもあるParklifeには、日曜日ということもあり子ども連れのファミリーの姿もちらほら。本フェスの中でも、特にマイペースでゆったりと自然と音楽を満喫できるエリアと言える。そんなParklifeの和やかなムードを突き破るオルタナティブなサウンドを放ったのが、サイトウタクヤ(Vo, G)、Ken Mackay(B)、中島元良(Dr)の3人、w.o.d.だ。

開演前のサウンドチェックで、「俺らの曲知ってる人います? やってほしい曲ありますか?」とサイトウが観客に呼びかけて、「みみなり」を披露。ファンにとっては思わぬ逆ボーナストラックとなった。

SEで流れるヴァニラ・ファッジ「Ticket to Ride」(ザ・ビートルズのカバー)のサイケデリックな音像に導かれて改めて登場すると、「楽しくやろうぜ。よろしく」と声をかけて、《あれがほしい これもほしい》とサイトウが歌いだした「TOKYO CALLING」で本番スタート。歌とユニゾンのドラムのリズムに聴く者の体が衝き動かされる。16ビートを叩くドラムと太いベースラインが止まると展開が変わり、グッと重心が低くなり、再びせわしなく動き出す。

ゴリゴリなベースが先導する「踊る阿呆に⾒る阿呆」でフィールド中の人々が一斉に体をくねらせると、より一層荒々しいベースリフから始まった「RISE」で、赤く染まったステージがなおのこと興奮を掻き立てる。3ピースバンドとは思えない音の分厚さと変幻自在な演奏で、あっという間にPARK LIFE掌握した。

中島はMCで「2年連続出場できてうれしいです。(お客さんが)去年はこんなに来てくれてなかったから、うれしいです。ありがとう! 今日もよろしく! 楽しんでね」と感謝を伝え、バンドの認知度と期待の大きさを実感している様子だ。軽快にかき鳴らすギター、跳ねたリフを弾くベース、ドラムはタツタツタツタツ…と突き進み「Take It Easy」へ。サイトウが間奏のギターソロからドラムのリズムだけになって歌うと、クラップが自然発生してステージと観客が一体となった。

「夕焼けの歌です」とサイトウが紹介して始まった「オレンジ」はノスタルジックなムード漂う曲で、ちょうど遠くの山々に夕焼け空が広がっており、ぴったりなシチュエーションで記憶に残る1曲となった。「めっちゃ良い曲だね」と呟いた中島はステージから夕焼け空を指さして、「最高! 来年も出たいです!」と早くも次回の出演を希望。サイトウも「夕方以降に出していただければ(笑)。最高です。みんなもめっちゃいいんじゃない? 気持ちよさそう。来年もよろしくお願いします。<WILD WOOD>の自由な空気がすごく好きです。音楽って自由なものなので、みんな自由に遊べたらと思います。俺らも勝手にやるんで、みんなも勝手にやってください。好きに楽しみましょう!」そう呼びかけてライブを再開した。

強烈な演奏と歌が爆発的に放たれた「STARS」の圧倒的な音圧に、オーディエンスたちは対抗するようにコブシを上げる。ジャングルビートから始まった「⾺⿅と⻁⾺」は、幻想的なエフェクトがかかったボーカルで、意識をどこかに連れていかれそうだ。途中、ブレイクして間を取ってから再び歌いだすサイトウに歓声が飛んだ。

トライバルなリズムが勢いよく鳴り、「RE:PLAY」が飛び出した。編曲/プロデュースにnerdwitchkomugichan(Age Factory)を迎えたエッヂの効いた楽曲だ。迫力のサウンドに乗せて、言葉を畳みかけたサイトウは、「踊れますか?」と語り掛けてから、「My Generation」へ。タイトなリズムに乗せて《OK Alright now》と繰り返すフレーズに中毒性があって、躍動する3人の演奏と歌に、激しい胸の鼓動が止まらない。グングン上昇していき《My Generation》と叫ぶと、すかさずドラムのカウントで始まったのは「1994」。ハイテンポで疾走するガレージロックサウンドで、ますますカオティックに、興奮の坩堝と化した。

歌い終えるとサイトウは「時間あるんで、もう1曲やります」とすぐにギターをかき鳴らすと、「YOLO」を高速な演奏と共に歌い、「バイバイ! またね!」と、3人はステージを後に。ハッと我に返ると、いつの間にかParklifeは夕闇に包まれていた。

取材・文◎岡本貴之
撮影◎TAWARA(magNese)

■セットリスト 【Parklife】
1.TOKYO CALLING
2.踊る阿呆に見る阿呆
3.RISE
4.Take It Easy
5.オレンジ
6.STARS
7.馬鹿と⻁馬
8.RE:PLAY
9.My Generation
10.1994
11.YOLO

◆【特集】<中津川 WILD WOOD>クイックレポート

 

■<中津川 WILD WOOD 2026>
9月19日(土) 岐阜県中津川公園内特設ステージ
9月20日(日) 岐阜県中津川公園内特設ステージ
〒509-9132 岐阜県中津川市茄子川1683-797
open10:00 / start11:00 / 21:00終演予定
▼出演アーティスト ※A-Z順
【9/19(土)】
10-FEET / dustbox / GLIM SPANKY / Hump Back / JUN SKY WALKER(S) / 神はサイコロを振らない / KREVA / 黒夢 / Lucky Kilimanjaro / Omoinotake / Original Love & CADEJO / Penthouse / 礼賛 / レトロリロン / スガ シカオ / 水曜日のカンパネラ / 東京スカパラダイスオーケストラ / ユニコーン / 水平線(Opening Act)
【9/20(日)】
浅井健⼀ / THE BAWDIES / THE CHERRY COKE$ / FLYING KIDS / HEY-SMITH / 黒木渚 / moon drop / ねぐせ。 / 日食なつこ / Nothing’s Carved In Stone / OKAMOTO’S / サバシスター / 聖飢魔II /ストレイテナー / 竹内アンナ / 土岐麻子×和田唱×川口大輔 / w.o.d. / ヤバイTシャツ屋さん / ヤングスキニー / 板歯目(Opening Act)