清春、最新アルバム『MELLOW』インタビュー
──黒夢時代から清春君を知ってる身から言わせてもらうと、今回のアルバムを聴いて“ほんっとにこれまで応援してきてよかった”と、心から思える素晴らしいアルバムでした。
清春:昔から知ってる人はすごく今回そういって褒めてくれるね。だから早くファンに聴かせたい。さっきも言ったけど、これまでは常に自分の中へ中へというマスターベーションばかりだったんで、今回は僕を応援してきてくれた人たちに向けて響かせたいってのがあった。そういった意味ではすごくポジティブだし楽しい。笑える楽しさはないけど、聴き終わった後にいつもよりちょっと“いい人”になれる(一同笑)。そんな感じの作品になりました。
──黒夢、サッズ、ソロと歩んできた清春君がすべてつまった作品ですよ、これは!
清春:確かに(笑)。プラス未来も予感させるし、光も見えるし。成長過程というよりは、一つの到達点という感じはするね。
──暗闇を得意としていた人が、ここではその暗闇を支配して、さらにそこに光を注ぎ込む存在になってる。そこが過去の作品にはなかった部分だと思います。
清春:世間の人の僕に対するイメージは、黒夢の後半だと思うんですよ。あるいはサッズの『忘却の空』とか。激しめのサウンドでちょっと青臭い、反抗的であまのじゃくな感じだと思うんですね。でも、元々“黒夢”でしたから。バンド名が(一同笑)。最初から暗かったんですよ。おそらく、いま日本のメジャーに存在しているバンドのなかでも一番暗いぐらい。当時はね。実際、暗いバンド聴いて育ったから。それを考えると、今回のアルバムは別人ですよね。
──なにせ1曲目から『光』ですから! このダークネスでありながら希望があり、閉塞感がありながらも開放へと向かうこの楽曲の世界観こそアルバムを象徴しているかなと。
清春:そうね。この暗明るい感じ、スケール感はバンドじゃ出せないでしょう。暗い音楽やってるバンドって日本にもたくさんいるけど、どうしてもレディオヘッドになっちゃうからさ(一同笑)。ソロならではだと思います。
──歌にもこれまでの清春君の歴史がつまってて。しかも上手くなってるし(笑)。
清春:いままでのお稽古の成果が出てますね(笑)。僕の声とか歌い方は好き嫌いがはっきりわかれるので、好きな人はより好きになるだろうし。嫌いな人はどうあがいても好きにはなれないと思う。ただ、日本にいるロックボーカリストのなかではいまは僕、実はうまいほうだと思うよ(笑)。声聴いたただけで“清春だ”って分かるようなオリジナリティも含めて。最近の人って一発で分からない人が多すぎる。もしかしたら、声とか歌い方に個性ないほうがみんな入りやすいのかもね。こういう声とか、感情のせてく声とかダメなのかな~(笑)。
──いやいやいや。この匂い立つ声の魅力、このアルバムではこの芳醇な香りたつ声を楽しんでもらわなきゃですよ~。
清春:だからね、よく聴いて欲しい! アルバムを聴いてもらったら全然イメージなんて変わると思うんだな。曲の雰囲気、メロディ、ハーモニー、サウンド……これが上質なんだってかぎ分ける機能って人間の中にあると思うんですよ。それがあればこのアルバムは分かるはず。だから、逆に言えばいろんな人が聴ける音楽だとも思うんですよ。暗めかもしれないけど(笑)、僕のなかではものすごく明るめだし。とはいえ、ファンの人が聴いてくれればいいんだけど(笑)
清春:昔から知ってる人はすごく今回そういって褒めてくれるね。だから早くファンに聴かせたい。さっきも言ったけど、これまでは常に自分の中へ中へというマスターベーションばかりだったんで、今回は僕を応援してきてくれた人たちに向けて響かせたいってのがあった。そういった意味ではすごくポジティブだし楽しい。笑える楽しさはないけど、聴き終わった後にいつもよりちょっと“いい人”になれる(一同笑)。そんな感じの作品になりました。
──黒夢、サッズ、ソロと歩んできた清春君がすべてつまった作品ですよ、これは!
清春:確かに(笑)。プラス未来も予感させるし、光も見えるし。成長過程というよりは、一つの到達点という感じはするね。
──暗闇を得意としていた人が、ここではその暗闇を支配して、さらにそこに光を注ぎ込む存在になってる。そこが過去の作品にはなかった部分だと思います。
清春:世間の人の僕に対するイメージは、黒夢の後半だと思うんですよ。あるいはサッズの『忘却の空』とか。激しめのサウンドでちょっと青臭い、反抗的であまのじゃくな感じだと思うんですね。でも、元々“黒夢”でしたから。バンド名が(一同笑)。最初から暗かったんですよ。おそらく、いま日本のメジャーに存在しているバンドのなかでも一番暗いぐらい。当時はね。実際、暗いバンド聴いて育ったから。それを考えると、今回のアルバムは別人ですよね。
──なにせ1曲目から『光』ですから! このダークネスでありながら希望があり、閉塞感がありながらも開放へと向かうこの楽曲の世界観こそアルバムを象徴しているかなと。
清春:そうね。この暗明るい感じ、スケール感はバンドじゃ出せないでしょう。暗い音楽やってるバンドって日本にもたくさんいるけど、どうしてもレディオヘッドになっちゃうからさ(一同笑)。ソロならではだと思います。
──歌にもこれまでの清春君の歴史がつまってて。しかも上手くなってるし(笑)。
清春:いままでのお稽古の成果が出てますね(笑)。僕の声とか歌い方は好き嫌いがはっきりわかれるので、好きな人はより好きになるだろうし。嫌いな人はどうあがいても好きにはなれないと思う。ただ、日本にいるロックボーカリストのなかではいまは僕、実はうまいほうだと思うよ(笑)。声聴いたただけで“清春だ”って分かるようなオリジナリティも含めて。最近の人って一発で分からない人が多すぎる。もしかしたら、声とか歌い方に個性ないほうがみんな入りやすいのかもね。こういう声とか、感情のせてく声とかダメなのかな~(笑)。
──いやいやいや。この匂い立つ声の魅力、このアルバムではこの芳醇な香りたつ声を楽しんでもらわなきゃですよ~。
清春:だからね、よく聴いて欲しい! アルバムを聴いてもらったら全然イメージなんて変わると思うんだな。曲の雰囲気、メロディ、ハーモニー、サウンド……これが上質なんだってかぎ分ける機能って人間の中にあると思うんですよ。それがあればこのアルバムは分かるはず。だから、逆に言えばいろんな人が聴ける音楽だとも思うんですよ。暗めかもしれないけど(笑)、僕のなかではものすごく明るめだし。とはいえ、ファンの人が聴いてくれればいいんだけど(笑)
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