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ディープ・パープル / レインボーを率いてハードロックのスタイルを完成させ、ブリティッシュ・ロックを代表するギタリストとして長年にわたって君臨し続けてきたリッチー・ブラックモア。

絶妙な泣きを聞かせるメロディー作り、一音でリッチーと分かるストラトキャスターを使用してのギター・サウンド、さらに「ブラック・ナイト」や「スモーク・オン・ザ・ウォーター」などに代表される稀代のリフ・メーカーとして世界中のギタリストたちに多大な影響を与えた彼が、サッカーの試合で訪れた競技場において劇的な出会いを果たした歌姫キャンディス・ナイトと共に'97年に結成したのがブラックモアズ・ナイトである。

16世紀のルネッサンス音楽をベースにアコースティック楽器を多用したアンサンブルを追求してきたブラックモアズ・ナイトであるが、通算5枚目にしてR and C移籍第一弾となる『ヴィレッジ・ランターン』(2006年1月25日発売)は、多くの曲でエレクトリック・ギターがフィーチャーされたロック色の強い仕上がりで、リッチーとキャンディスの音楽の神髄を探る旅が新しい段階に入ったことを確信させる力作となった。